2008年06月06日

個人情報保護と監視社会

 Windows Vistaを試す機会を得たので、久々にITがらみのブログを書こうかと考えていたところ、もっと興味を惹かれた話題に出くわし、急遽このようなタイトルになりました。
 興味を惹かれた話題というのは、昨日配信されたメルマガ「PC Onlineメール」(日経BP社)で見かけた「国民総背番号制の罠、個人情報流出は止められない」という記事です。
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_22372_191839_39

ITジャーナリストの趙 章恩さんが、韓国の現状を次のように書いております。
<以下、引用>
 …さまざまな問題を抱えているが、全国民を番号で管理するのはとっても楽なことである。携帯電話にしても電話番号と住民登録番号がつながっているから、他の国に比べると追跡も容易である。不正侵入や個人情報売買といった事件が続いても、その犯人を追跡する手段にIPアドレスとプロバイダー加入情報と住民登録番号が使われるので、問題点があることを認識していながらも手っ取り早く国民を監視・管理できる住民登録番号制度はやめられない。全国民がおでこに個人情報を張って歩いているようなものだと批判する人もいたが、韓国で生きていくためには住民登録番号なしでは何もできなくなってしまった。
<引用終わり>

 急遽、この話題を取り上げたのには、もう1つきっかけがありました。それは三日ほど前に、ある人からネットショッピングの件で次のように聞かされたからでした。
 「ネットは便利だけど困ったものだ。楽天に出店しているあるショップで買い物をしたら、翌日から頼んでもいないメールが届くようになった、それも複数社から。明らかにそのショップで買い物をした際に入力した個人情報が漏えいしたか、故意に横流しされたとしか考えられない。気持ちが悪い。」というのです。
 同じような経験をされている方はたくさんおられると思います。私自身も迷惑メールに悩まされた経験がありますが、結局メールアドレスを換えるしかありませんでした。
 
 しかし、上で紹介した韓国での話は、そのようにアドレス(番号)を換えるといった対策すらできないのです。ITの進展は確かに便利ですが、国民総背番号制の話ともなるとやはり慎重に考える必要がありそうです。
 日本でも既に住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が稼働し始めています。総務省の関連Webサイトにある【住基ネットの目的】によると、「IT社会の急速な進展の中で、住民負担の軽減・住民サービスの向上、国・地方公共団体を通じた行政改革のため、行政の高度情報化の推進、電子政府・電子自治体の構築が必要不可欠です。住基ネットは、こうした要請に応えるための基礎となる全国共通の本人確認を実現するシステムです。」とあります。

 ここで「住民負担の軽減・住民サービスの向上…」が謳われていますが、それと引換えに一生監視される人生が待っているとしたら…果たして幸せなことなのでしょうか。住民としても行政に求めるサービスの内容と程度を再検討すべき時期に来ているような気がします。
 リセット・再チャレンジの機会すら与えられないような監視社会だけは、私は御免です。


posted by のほほん at 10:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。