2008年05月23日

NPOの借入

 ひょんなことから、NPO法人のお手伝いをすることになり、取組み中です。
 中心テーマは、売上・利益向上を目指すことなのですが、それには設備増強が必要ということになりました。その企業は、NPO法人ではありますが、意外にも利益追求意識が結構あります。そんなわけで、私が関わることになる以前から、設備増強の構想があり、その場所や建物の目星もつけておられました。
 しかしながら、先立つものは「お金」です。手持ちの資金がありません。NPO法人にした理由は、事業内容が福祉関係ということもあり、補助金を利用したいという意向があったことも事実でした。ところが、補助を受けると、その事業に関しては余剰金を貯めこむことが認められず、資金は使いきらなければなりません。
 そんな事情から、積極的に何かしようとしても自己資金としての余裕がほとんどないわけです。

 そこで、このNPO法人では銀行から借入しようと考えました。実際に借入申込みに行ったのですが、厳しい雰囲気だったとのことです。そして、借入に必要な書類を4〜5枚渡されました。
 そのNPO法人で会計を担当している人は、必ずしも詳しくはありませんでした。その書類の記入方法を私に尋ねられました。私としては、一般の企業の借入に関する相談は以前から受けておりましたが、NPO法人でのケースは初めてでした。そして銀行から提出を求められた書類を見せられ驚きました。随分と難しい表現の書類だったからです。
 一般的な融資申込み時の書類とは異なる形式や用語が見受けられ、その意味が今ひとつ分からない部分がありました。当方が福祉関係の事業のせいか?またNPO法人だからなのか?と迷いました。そうした事業体向けの融資制度なのかもしれないとも思い、会計担当者に同行して銀行に行ってみました。
 
 銀行担当者の説明をきいて私は納得できたのですが、当方の会計担当者は真相(?)を知り、だいぶ落胆したようです。てっきり借りられるものと思い込んでいた額が、とても無理な額であることを悟りました。
 銀行担当者は、申し訳なさそうな顔をしました。貸してあげたい気持ちはやまやまだが、銀行としての規定上限界があることをしきりに弁明しておりました。

 これまで私は、新たに起業したいという人が相談に来られた際には、NPO法人にしようか迷っておられた場合は営利法人にすることを促していたものです。今回の出来事に直面して、それが的外れではなかったと再認識できました。NPO法人が一概にダメというつもりはないのですが、非営利活動法人の性格上、やはり銀行は融資には厳しい対応とならざるを得ないようです。冷静に考えれば当たり前のことなのですが、少し寂しい感じもしました。
 これから、事業計画を練り直し、借入可能な申込み内容を作ることに全力で取り組みたいと思います。


posted by のほほん at 00:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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