2007年08月28日

ロハス消費と認証ビジネス

 コーヒーショップのカウンターに「市販の砂糖」「ダイエットシュガー」「オーガニック(有機)シュガー」の3種類があったら、どれを選びますか?
 …そんな書き出しで始まる記事を半年ほど前に目にし、気になりながらもすっかり忘れておりました。
 これは、私が有料で購読しているメールニュース『JNEWS LETTER』の情報です。
http://www.jnews.com/business/digest/2007/047.html

 そこには、ロハス(LOHAS:健康と環境に配慮するライフスタイル)を志向している人たちは、多少割高でも健康や環境によい商品を選ぶと言っている、との説明がありました。
 最近では、にわかにロハス人口が急増して、米国では成人の約3割、約30兆円の市場規模となっているそうです。そして、ロハスブームが広く浸透してくれば、「これは一体何をもってロハスと称しているのか?」と思われる便乗商品や怪しげなサービスが増えてくることは容易に想像され、そうなると「これがロハスです」と客観的に証明してくれるお墨付きが求められます。

 しかし、ロハス商品であることを認定する正式機関というのは、世界中のどこにも存在しておらず、ロハスの定義についても解釈は曖昧なのだそうです。
 冒頭で示したオーガニックシュガーのスティックはドトールのオリジナル商品で、ブラジルを原産国として有機栽培されたサトウキビから作られたものとのこと。
そのパッケージには「ECOCERT/EU」「QAI/USA」「JAS/ECOCERT-QAI/JAPAN」のテキストが記されたマークが3つ並んでおり、欧州、米国、日本のいずれでもオーガニック食品と証明されていることを示しています。
 「オーガニック」というのは、化学肥料などを使わずに有機的な手法で栽培されている食品のことを指しているが、その審査を専門の検査機関に依頼して認証を受けていないと商品のパッケージや広告上に明記することができません。したがって、このオーガニックシュガーがほんとうにロハスな商品であると言えるわけです。

 ここで誰もが考えることは、認証マークの発行団体になることができれば、認証のための審査料やマークの発行手数料、それに毎年の更新料などで稼ぐことができ、認証ビジネスは魅力的な商売ではないか、ということ。
 有機JASの例でいえば、マークを発行するのは農林水産省だが、実際の審査業務については農水省の認定を受けた民間の業者(企業や団体)が行なっております。
 審査はもちろん有料で、審査業者によって料金体系は異なるが、概ね審査料だけでも一回あたり20万円前後。さらにマーク取得のための講習やコンサルティングなども行えば、マークを取得したいクライアントを1件獲得すると百万円を超す収益となるようです。

 有機JASの審査機関になるには、農林水産省にその申請を行い、審査を受けて定められた資格要件を満たす必要があります。農業や食品生産、加工分野での実務経験が求められますが、想像するほど厳しいものではないようで、現在は60社以上が登録されているようです。
 食の安全・安心などが話題となっている今日、こうしたビジネスを検討してみるのも良いかもしれません。


posted by のほほん at 23:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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