2007年08月21日

背中の看板

 知人から、開業の挨拶状が届きました。彼は、道内では業界大手の子会社の経営者をしていた人です。社長になったと聞いてしばらくしたころ、会う機会があったので「株はどのくらい持っているのか?」と尋ねたことがあります。すると「何もない」とのことで、びっくりしました。いわゆる“サラリーマン社長”だったわけです。

 彼の会社を訪ねた時、使用しているマイカーが5ナンバーだったのも驚きでした。数十億の売上と数億の利益を毎年のように計上していると聞いていました。それだけの業績を上げ続けていれば、それなりの体裁を整えていて不思議ではないのですが、彼はそうはしていませんでした。
 数年前より「いずれ独立したい」と言うようになりました。雇われ社長とはいえ、普通に考えればなるべく長く勤めたほうが得ではないかと思います。しかし、人それぞれ、自分の人生ですから、ムリに反対はしませんでした。彼ならそれなりに実力もあり、なんとかやってゆけるだろうとも思いました。

 そして先日、独立後初めて会う機会がありました。新しい名刺に想いのこもった社名が刻まれていました。
 「独立、おめでとう」と伝えると、「うれしさ半分、不安も半分だね」と言って笑いました。
 今月1日に会社設立し、あちこち挨拶まわりをしてきたと言います。「皆それぞれ温かく迎えてはくれるのだが、やはり小さな会社だったとは言え大手の看板を背負ってやっていたときとはかなり受ける印象がちがう」と言います。

 とりあえずは自宅を事務所とし、何もかも自分でやっていかなければなりません。よほど自己資金の準備が十分で初めから社員を雇える人は別として、大抵は皆このような状況で一歩を踏み出します。
 これから本格的に営業活動にはいる彼ですが、逆風に会う度に「背中の看板の大きかったこと」を思い知らされることでしょう。微力ながら、応援していきたいと思っております。


posted by のほほん at 22:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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