そして今日、量販店ではなく、携帯電話の販売代理店に出向きました。デモ機を確認し、最新機能付きでデザインや軽さなど自分なりに気に入った機種を注文しました。
これまでの機種から新機種に登録変更をしようと手続きをしてもらったのですが、妙に待たされました。やがて店員が奥から出てきて言うには、「お客様、以前から法人契約をされていましたか?同名での登録が見当たらないのです」とのこと。
冗談じゃない!10年前から浮気もせずに某通信会社を使い続けている上得意客のつもりでした。たまたま、これまでに契約した際の申込書控えが綴られているファイルを持参しておりましたので、それを見せました。
これまでにも何度か機種変更しましたが、いつも特定の販売店で手続きをしてもらっておりました。実は、今回の機種変更では初めて、これまでとは違う販売店で手続きをすることになったのでした。しかし、これまでに手続きをしてもらっていたいつもの販売店では、今回のような問題が生じたことはなく、スムーズに機種の切り替えができていたのです。
今日の店では、店員が電話で必死に通信会社に説明しておりました。昔なら、口頭ですぐ了解が得られ、手続きが進んだことでしょう。しかし、今の時代、ほとんどがコンピュータ管理となり、一文字でも異なるとハネられてしまうことが起こり得ます。今日の出来事も、正にそうでした。
題名は忘れましたが、6〜7年前に、コンピュータ管理されていた戸籍が抹消され、この地上に存在していないこととされてしまった人をテーマにした映画があったと記憶しております。(私はそのコマーシャル予告を見ただけでしたが…)。
今日の“事件(私にとっては)”で、そのようなことが現実となる可能性を実感させられました。参院選前にさんざんマスコミで騒がれた年金記録消失(未納)問題も、同様の事態と言えます。
今回の私の件は、10年前からの申込み書控えで“証明”できたから解決しましたが、それでも1時間ほど想定外の時間をとられてしまいました。自分の情報がどのように管理されているのかについてまで、各自が注意を払わなければならない世界は、どことなく“お寒い”感じがするものですね。
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