2008年10月09日

貸し渋り?

 しばらくぶりで、創業時に支援した経営者にお会いしました。まだ30代半ばだと思いますが、建築士事務所を始めて5年になります。
 会うことになったのは、借入の相談のためでした。創業当時に、創業者向けの低利融資を受け、あと半年くらいで返済を終えるとのこと。ところが、業界での偽装問題から建築確認審査が厳しくなり、さらには今年に入ってからの資材高や米国のサブプライムローンに端を発した経済情勢悪化も重なり、彼の事業も厳しさが急激に増しました。

 そこで、新たなソフトを導入してなんとか新規受注を取り込みたいと考えたようです。そして、もう少しで返済の終える借入先の銀行に出向き融資を申し込みました。
 銀行から保証協会へ打診してもらったところ、OKとのことだったので、正式に融資申込書を提出しました。そして1週間ほど経った頃、銀行の担当者から「今回は融資を見合わせたい」との電話を受けたというのです。

 彼曰く、「保証協会のOKはとれたが、当行の審査部からOKが出なかった」と、担当者に言われたとのこと。
 銀行ではOKでも、保証協会が通らないから駄目と言って融資を断られることはあります。そして、たまには、その逆のケースもないわけではありませんが、今回は正にその逆のケースだったわけです。俗に言う「貸し渋り」だったのかもしれません。

 創業しても、“3年過ぎれば、経営を継続できている会社の数は半分程度になる”とも言われていますが、彼の場合は苦労しながらもなんとか5年間やってきました。
 そして厳しい現状を打破するために、新たなソフト導入に投資しながら次の展開を図ろうとの意気込みは、残念ながらつまずいてしまったのです。その後、別な銀行にも行ったようですが、そこも断られたとのこと。

 このため、しばらくぶりで私の窓口に相談に来られたわけです。私は彼に、新ソフトを導入しての売上の見通しだけではなく、予想資金繰り表を作らせました。
 新ソフトがあれば、すぐにでも受注できそうな案件も見えておりました。しかし、受注後それを仕上げて納品し、代金を回収するまでには3ヶ月程度かかってしまいます。その間の資金の動きをきちんと示し、返済の可能性と今後の業績見通しをきちんと説明できるようにしたわけです。
 同時に、コストダウンできる部分も見つかったので、それも実行に移すように薦めました。この計画を携えて、今度は地元の信用金庫に相談にいくことになりました。よい報告がくることを祈っているところです。


posted by のほほん at 23:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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