さて、私もお盆休みをとり、墓参りがてら長距離ドライブをしてきました。そこで気づいたことがあります。信号が青になり一斉に走り出すのですが、前の車の動きがやたらゆっくりなのです。3ナンバーでいかにも“走り屋”好みの車なのですが、信号の度に同じ行動をとります。どうやら燃料を節約しているらしいのです。運転しているのは若者でした。これまでには考えられない光景でした。
高速道路も使用しましたが、車の数が少ないのは明らかでした。また、スピードもこれまでより平均10kmくらい遅いように感じました。追い越していく車ももちろんありますが、以前ほどではありません。
ちなみに私は昨秋車を入れ替えました。排気量は1500CCの4WDで、その前の車と同じですが、低排ガス認定マークが三ツ星から四ツ星になりました。恥ずかしながら、私はこれを燃費の良さと誤解していた時期があります。それ以前は2000CCの車でしたので、1500CCにダウンしたとき、だいぶ燃費が良くなるだろうと期待しました。
しかし、FFから4WDになったせいもあってか、遠乗りしても2000CC車とほとんど燃費は変わらず、がっかりした記憶があります。
それもそのはず「低排出ガス車」は、NOxなどの排出が少ないというだけで燃費がよいわけではないのですね。
それはさておき、今回の長距離ドライブで周りの状況に刺激され、私も燃費を意識して走ってみようと思い立ちました。今の車はトリップメーターを切り替えると燃費が表示されます。
ゴールデンウィークにも遠出しましたが、そのときに高速道路を結構追い抜きかけたりして走ったにもかかわらず、18km/Lを示したことに驚いた記憶もありました。先ほど述べたように以前の1500CC車はその前の2000CC車とほとんど変わらず長距離(約400Km)を走っても15km/L程度だったからです。
そこで今回は、燃費計を見ながら走ってみました。エンジンを1500回転くらいで60km/h程度でしばらく走行すると燃費計は15km/L→16km/L→17km/Lと順調に伸びて行きました。そしてついに19km/Lになりました。
「これはまだいけそうだ」と思い慎重に運転を続けたところ、なんと20.4km/Lまでいきました。もちろんハイブリッド車にはかなわないものの、これはふた昔前の軽自動車にも匹敵する性能だと思います。
もちろんほとんど信号のない田舎道ですので、条件が良かったのは間違いありません。
次に、自動車専用道を2000回転、80km/hくらいで走りました。それでも19km/Lは十分キープできました。私と妻と父の3人のほかに荷物も50〜60kgは積んでいたと思います。あまり期待していなかっただけに、この燃費には正直言って感動しました。意識して走ると結構燃費に差が出ることがわかりました。
自宅に戻ってからカタログを見たところ、10・15モード走行燃料消費率(国土交通省審査値)は17.0km/Lとなっていました。なんだか得した気分になりました。
しかし、信号の多い市街地では散々な結果です。冬道なら8km/Lを切っていたと記憶しています。今度の冬は市街地でも燃費計を意識して走ってみたいと思います。どのような値になるか楽しみです。
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