2008年07月21日

スズランの缶詰

 昔、「スズランの缶詰」というものが話題になったことがありました。もう20年くらい前のことです。当時、山口県のある方を訪問することになり、お土産に何がよいかあれこれ考えた挙句、スズランの缶詰を持って行くったことがありました。そのとき受け取った人の顔が今でもうっすらと思い浮かぶのですが、「なんだ、食べ物じゃないんだ・・・」といった失望の色をしていたものです。

 確かに、受けとってもあまりうれしいものではなかったようにも思います。
 それはともかく、先日、これと非常に良く似た商品開発をしている人が相談にこられました。現在開発中ということもあり詳細は明かせませんが、場合によってはスズランの缶詰の技術に抵触しないとも限らないような内容でした。
 事前に電話相談を受けたのですが、「話だけではわからないから是非実物を拝見したい」と伝え、持参してもらいました。
 その人が到着するまでの間に、スズランの缶詰は特許になっていないかネットで確認したところ、10年ほど前に特許出願されていますが、みなし取り下げとなっている感じでした。

 さて、ご本人が窓口に開発中の新商品を持ってこられました。案の上、極めて似た感じのものでした。そこで、スズランの缶詰の話をし、念のため、弁理士にきちんと調べてもらうよう勧めました。
 そこまでは良かったのですが、なんと相談者から泣きつかれたのです。「この材料代を負担してもらえないか・・・」と。
 実は一度開封すると元には戻せず、結局その分は捨てるしかないというのです。これまでにも散々失敗を繰り返し、かなり出費がかさんでいるようでした。

 「是非、実物を・・・」と要望した手前もあり、また、費用といってもその人の足代程度だったことやあまりにも気の毒に感じたこともあり、つい払ってあげることにしました。
 毎回こんなことをしていては、こちらの身が持たないのですが・・・相談に乗るのにも覚悟が必要ですね。


posted by のほほん at 23:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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