2008年07月07日

サミットと合意文書

 今日から3日間、北海道洞爺湖サミットが始まりました。今回で34回目だそうです。一方で、これに反対する世界のNGOや市民グループ等のデモも盛んになっているようです。札幌市内も大通周辺を中心にテロなどへの物々しい警戒態勢が敷かれました。
 先週の金曜日、私も仕事に行く途中の交差点で首脳の送迎を想定した交通規制にあい、5分ほど待ちぼうけを食わされたものです。私自身は徒歩でしたので、5分程度で信号を渡れたのですが、車両はそのまま待機させられていました。車両の通行を許可すると、首脳送迎の車列を追いかけるなどして事件が起きる可能性があるということなのでしょう。

 それはさておき、今夜のテレビ番組「NHKスペシャル」では“環境”をメインテーマとしたサミット合意に向けて、各国首脳の交渉を裏で支える“シェルパ”と呼ばれる人たちの攻防が報道されていました。
 昨年のドイツ・ハイリゲンダム・サミットでは、「CO2排出を2050年までに半減させることを真剣に検討する」という合意が示されました。今日の洞爺湖サミットの経過では、ほかのTV局報道によると「…重要な問題であると信ずる」といった表現が出ており、福田首相の意向とされている“実際に数値目標を示した合意”まで漕ぎつけることができるか微妙のようです。

 ところで、こうした合意文書の表現に関するこだわりは、国(民族)によってかなり違いがあるのかもしれません。それは、国際貿易における契約書において、条文の解釈にはかなりお国柄があるとの話を聞いたことがあるからです。とくに英米法と日本における法律へのとらえ方には大きな差があるようです。
 契約書の条文に「完全合意」という条項が盛り込まれることが多いようですが、日本国内での契約書では、多くの場合、「本契約に記載のない事項については別途協議するものとする」といった表現が盛り込まれるようです。しかし、英米法における契約書では、「完全合意」と書いた以上、「そこに書かれていないことは全て交渉の余地もない」という解釈となるのだそうです。
 実際には交渉の際に気付かなかった事項でさえ、一旦契約に合意し調印した以上、「交渉したが合意しなかった」とみなされるのだとか。「契約」や「合意」ということに対する捉え方の“厳しさ”が違いますね。
 こうした“文化(?)”を持つG8の国々を相手に、7月9日にはどのような“合意”が表明されるのか、非常に興味深いものがあります。


posted by のほほん at 23:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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