2008年11月28日

驚きの決算書

 「なんとか、お金を借りられないか?」と、相談を受けました。ある機関を通じての依頼でしたが、スケジュールを調整してその会社に出向きました。
 3社の社長が集まって、共同で設立した会社なのに、肝心の、この会社の社長は来ておりません。それぞれが、別に自分の会社を経営していることから、この会社の社長は、別に経営している本来の自分の会社が「忙しくて来れない」とのこと。呆れました。

 そして、決算書を見て驚きました。製造業なのに、製造原価がありません。それどころか、損益計算書には売上原価もないのです。売上=売上総利益なのです。
 「どうしてこうなっているのか?」私は経営陣に聞きました。「税理士にお任せしており、よく分からないのです」と、某役員。
 聞けば、税務署を退職して開業された税理士さんにみてもらっているとのことでした。それにしても・・・ちょっとこの決算書の作り方はひどすぎやしませんか。税務申告さえできればよいと言わんばかりの作り方です。実は、ほかの企業の決算書でも、ごく稀にですが似たようなケースに出合います。

 悪いことに、今回のケースもそうなのですが、そもそも経営者自身が決算書に無頓着で、税理士さん任せなのです。
 黙っていても儲かった時代は、それでも良かったのかもしれません。しかし、今は、とてもそんな時代ではありません。税務会計以外に管理会計で経営をコントロールしていかなければならないのは当然です。そのあたりの認識が欠落しているケースによく出合います。そのほとんどは、資金繰り管理ができておらず、「借りられなくて、困った!」と言ってきます。「もっとレベルの高い相談に乗りたいものだ・・・」内心、ボヤいてしまいました。
posted by のほほん at 23:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

私、借りられますか?

 先日の電話相談でのお話です。ある介護事業者の役員の方でした。社長ではありません。
 社長と自分ともう1人の仲間とで、今年の3月に訪問介護事業を立ち上げたとのこと。その際に、数百万円の借入をしてスタートしたようです。
 ところが、思うように利用者(顧客)を確保できず、赤字の月が続きました。早くも7月には資金が底をつき、なんとか別の金融機関から借りて持ちこたえました。しかしながら、依然として業績は思わしくなく、今月また借りないとやってゆけない状況になったわけです。

 開業のときも、7月の借入のときも、あるコンサルタントのような人に相談して借入をしたとのこと。私は「助成金は利用されましたか?」と聞いてみました。すると「助成金は利用したかったけれど、出来なかったのです」との返事。介護事業を始める際には、比較的よく利用される助成金があるのを知っていましたので、不思議に思いさらに尋ねると、「従業員がいないから助成の対象にならないと言われました」というのです。

 つまり、全員、役員になっていたわけです。介護事業をする場合は、ほぼ100%、介護保険の指定事業者となるでしょう。したがって、法人での事業運営が求められます。おそらく法人設立にあたっては、いろいろと考えて3人とも役員になったものと思われます。その際にもコンサルタントなどに相談されたのかどうかはわかりませんが、私からみるととても残念なスタートの仕方をされたと思います。
 事業計画も立てられたようでしたが、あまりにも楽観的な見通しの計画だったのではないかと推測されます。

 「電話だけではわからないこともあるので、試算表や借入明細および預金通帳などを持参して窓口にきてください」と勧めました。
 最初加入していた社会保険も、各自国保に切り替えたとのこと。場合によっては、傷口が深くなりすぎないうちに事業を辞めたほうが良いかもしれないのです。利用者さんには申し訳ない話ですが、訪問介護は施設に入所してサービスを受けているわけではないので、ほかの介護事業にくらべればまだ他の事業者に受け皿となってもらいやすいのではないかと思われます。

 介護事業をされている方全般に感じられることは、介護サービスへの理想は高いのですが、「経営」感覚がかなり欠けているケースが多いということ。
 介護技術の研鑽やサービスの質の向上は当然ですが、経営の勉強もある程度したうえで開業して欲しいものです。結果的に経営者自身も困りますが、それ以上に困るのはサービスを受けている利用者とそのご家族なのです。
posted by のほほん at 22:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月15日

ひかり電話

 「NTT○○代理店の△△と申します・・・」と、昨夜、電話がかかってきました。そして、「NTTをご利用いただきありがとうございます。今後も使い続けていただけますでしょうか?」と訊くのです。「はい」と答えたところ、「電話料金の割引サービスが新しくなりましたので、ご案内させていただきます。実は最近割引がさらにお安くなりましたので、新たな割引サービスに切り替えてください」というのです。

 もともと私はあまり電話を使うほうではなかったため、月々の電話料金はそれほど負担に感じていませんでした。ですからこれまで、マイラインその他の割安になるサービスは一切利用していません。多分珍しい存在かもしれません。何のことはない、各社入り乱れての割引サービスが複雑で、一度契約すると元に戻したくとも切り替えが難しいとか、あまりに条件がわかりにくいので、ついて行けなかったというのが本音でした。
 それにしても、昨夜の電話での売り込みはちょっと強引な印象が強く、不愉快でした。きっぱりお断りしたものの、気持ちが治まりません。

 そこで116番に電話をかけ、尋ねてみました。「おなじNTTグループのはずだけど、どうなっているのか?」と。そちらに文句を言っても仕方ないのは分かっていましたので、それなりの話し方をしたつもりですが、対応されたオペレーターはクレームの一種と感じたかもしれません。それはともかく、その応対は見事なものでした。
 当方の質問に的確に、しかも懇切丁寧に応えてくれました。そのせいか、余計なことまでしゃべってしまったのです。「いずれひかり電話にしようと思う」と。そのときは、116番でひかり電話の申し込み受付をしているとは気づいていませんでした。

 IP電話が使われ始めた当時、私も検討したことがありました。しかし、IP電話にしたという知人との通話では、音声が途切れ気味だったり、必ずしも音質がよくありませんでした。同じIP電話サービスの加入者同士では通話が無料となるものの、まだそれほど普及もしていません。
 さらに、110番や119番にはつながらず、電話番号も変わるとのこと。それを聞いて、様子をみることにしたのでした。そうこうしているうちに「ひかり電話」というのを知りました。同じIP技術を使用しているのですが、NTT東日本などが提供しているサービス名がそうなっているとのこと。

 ただ、こちらのほうは、従来の電話番号がそのまま使え、110番通報も可能とのこと。それを知ったため、いずれはひかり電話にしようと考えていたのでした。ただ、冒頭で書いたように、通話料を下げる目的で切り替える必要性は薄かったため、延び延びになっていたのです。
 それが今回の某代理店の売り込み電話がきっかけで、116番へ電話し、「今、ひかり電話のキャンペーンをしています」の一声で、切り替えることになりました。

 どうせなら、私のクレームめいた話に一生懸命、しかも気持ちよく対応してくれたそのオペレーターに申し込みたかった。彼女は、キャンペーンをしていることは案内したけれども「是非この機会に契約してください」とは言いませんでした。人間の心理とは不思議なもので、こうなると一生懸命対応してくれたことに対して何らかのお礼をしたい気持ちが働き、その結果、“彼女の受付のもとで契約をしたい”となるものなのですね。
posted by のほほん at 20:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

何かが足りない・・・

 11月5日、前日に行なわれたアメリカ大統領選挙の結果が明らかとなりました。勝利したのはバラク・フセイン・オバマ上院議員(47歳)で、来年1月20日に黒人初の大統領として正式に就任する予定です。クリントン氏以来、民主党としては8年ぶりの政権奪還となります。オバマ氏は「Change」「Yes,We can」を合言葉に選挙選を戦い、20代〜30代の白人有権者からも過半数の支持を受けたようです。

1963年に、アメリカ公民権運動の指導者、マーティン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある。いつの日にか、私の幼い4人の子供たちが、肌の色によってではなく、その人格によって評価される国に住めるようになることであろう。」とワシントンD.C.での行進の際に演説してから45年、まさにアメリカ史上に残る出来事といえます。

 そんな“大変化”に触発されたわけでもないでしょうが、「何かが足りない・・・」と相談に来られた経営者に会いました。
 約40年前に会社設立して以来、これまでほとんどお金の心配はしたことがなかったと言います。毎年ある程度売上は伸び続け、事業を拡大してこられました。色々お話を伺うと、それなりに時代を先取りして事業を変革してこられたことが分かりました。

 ところが、昨年の夏以降変化が出始め、秋口からは仕事が激減、その後、燃料高が追い討ちをかけるように襲いかかりました。この間、経験があり即戦力となりそうな営業マンを増員して業績アップに努めましたが、ほとんど機能しなかったとのこと。当然資金繰りは逼迫し、借入は膨らみました。
 社長の頭のなかでは、色々と打つ手は描けているようです。実際、そのうちのいくつかは実行に移しているのですが、今ひとつ「動いている」という「実感」が伴わないのだそうです。そして「イマイチ、何かが足りない・・・」と相談に来られたのでした。

 このような相談は、結構難しいものです。問題が見えていれば解決策も考えられますが、「何が問題か?」を発見できなければ、効果的な手は打てません。
 色々と、私の中では仮説を立てながら質問を繰り返したのですが、ほとんどのことはクリアされていました。
 最後に残ったのは、結局、「コミュニケーション」の類だと判明しました。「コミュニケーション」と言っても、いわゆる「報告・連絡・相談」についてはある程度できているのです。ですから、なおさら問題は見えにくくなっているわけです。

 私は、この「コミュニケーション」の“深(芯)部”に楔を打ち込む手法を提案しました。
 社長は、「そうだ、確かにこの部分が不足している。昔はできていた。いつの間にか、見失っていた」と言われました。とりあえず、私の診断は外れてはいなかったようです。しかし、まだ安心はできません。 社長は、早速会議で社内に説明し、具体的な取り組みをすることとなりました。1週間後に再度訪問する約束をしましたが、そのときに具体的な手ごたえのある状況が見受けられればいいなと期待しているところです。
posted by のほほん at 11:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月02日

便利さの陰で・・・

 最近のトイレ設備の進歩(?)には目を見張るものがあります。我が家でも、この春便器を取替えました。ウォッシュレットやシャワレットの機能に加え、用を足し終えると自動で水が流れます。
 使用中は排気ファンが稼動し、匂いも吸い出してくれます。とっても快適でよいのですが、ひとつ困ったことがおきました。うっかりすると、そのまま出てしまう癖がつくことです。

 先日、出先で用を足した際に、自宅のようにそのまま外に出て、ドキッとしました。水を流していないのです。慌てて戻り、流してきました。そういえば以前に、どこかのホテルかデパートのトイレに入った際、「大」が流されずに残っていたことを思い出しました。「そのままにしておくなんて、とんでもない人だ」と思ったものですが、今思えば、その人も、普段は自動で水が流れるトイレに慣れてしまっていたのかもしれません。

 ついでにもうひとつ、これは以前にブログにも書いたようにも思いますが、何年か前から夜暗くてもライトをつけずに走っている車を見かけることが増えました。これまた昨年、車を買い換えて分かったことですが、今の車、ライトをつけなくとも昼間でもメーターパネルが発光し見やすくなっていたりします。
 逆に、メーターが見えるので、外が暗くともライトをつけていると勘違いすることが起こります。

 考えてみれば、似たようなことはたくさんありますね。よく話題になるのは、「ワープロを使うようになってから、漢字が書けなくなった」というものです。トイレも車もワープロも、文明の利器と言えますが、あまり便利になると代わりに退化(?)したり、新たな危険(?)が生じたりすることがあるということ。便利さも「ほどほどに」というところでしょうか。
posted by のほほん at 21:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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