2008年09月26日

塩焼きそばとタマネギ

 先日、ある人から「塩焼きそば」というのがあると知らされました。そして札幌の大通り公園で行なわれれている「オータムフェア」に出品されると聞き、行ってきました。
 「塩焼きそば」は、“オホーツクのうまいもの”というような触れ込みで、北見市で開発されたようです。
 麺に使用しているのは道産小麦、これに北見市特産のタマネギを練りこんでおります。そして一般的には豚肉などを使用するところを、オホーツク沿岸のホタテを使用し、ソースの代わりに用いる塩にもこだわって仕上げられておりました。

 徹底的に地元の食材にこだわったものであることはよくわかりました。実際に食べてみて、なかなか美味しいと感じました。地産地消とか、農商工連携とか言われていますが、まさにそうした時流にも沿った新商品だと思います。「オータムフェア」ではたくさんの出店がありましたが、この「塩焼きそば」のブースとあといくつか、特に行列をなしている店があり、その人気ぶりにも納得した次第です。

 タマネギと言えば思い出すことがあります。かれこれ10年くらい前だったと思いますが、北見市のJA関連の企業の事業計画づくりをお手伝いしたことがありました。そこでは、ある大手食品メーカーと契約し、レトルトカレーに用いるタマネギの具を製造しておりました。
 日本におけるタマネギの元祖的存在としては、アメリカから導入された品種を改良して札幌で最初に栽培された「札幌黄」という品種が有名です。しかしこれは味は良いのですが病害虫に弱く栽培が難しかったそうで、今ではごくわずかしか栽培されておりません。 
 最近では、血液をさらさらにする機能にすぐれた、その名も「サラサラレッド」なる品種が開発され、健康志向の時流に乗って大きな期待を集めているようです。

 タマネギが育つには、蜂などが仲介役となり「受粉」が必要だと知りました。言われてみれば当たり前だとは思うのですが、タマネギが育つ過程を見ていないだけに、タマネギにも「花」が咲くというイメージをもっておらず、とても新鮮に感じたものでした。
posted by のほほん at 22:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

「品格差」の時代へ

 今日は「敬老の日」。年金や後期高齢者医療保険そして介護保険など、お年寄りを取り巻く環境は明るいものとは言えません。
 そんな中、大阪市の米卸売り加工会社:三笠フーズが工業用の事故米を食用として転売した汚染米から、食品衛生法で定める残留農薬基準値の2〜6倍のメタミドホス(殺虫剤)が検出され、その一部は保育園や病院に納入され消費されていたことも問題となっております。
 一方、まったく別な世界の話のように見えますが、米国第四位の証券会社リーマン・ブラザーズが日本時間の本日午後、連邦破産法11条の適用を申請し、実質的に破綻(はたん)したとのニュースも飛び込んできました。

 三笠フーズの問題とリーマン・ブラザーズの話題は、規模はまったく違いますが、突き詰めると「経済活動と人のこころ」にたどり着くような気がします。
 実は数日前より、『日本人の品格』渡部昇一著(ベスト新書)を読んで考えていたことがありました。
それは、これからは「品格差」の時代になるのではないか、ということです。

 藤原正彦氏の『国家の品格』(新潮新書)がベストセラーになって以来、「○○の品格」という本がたて続けに出版され、このようなタイトルは敬遠していたのですが、しばらくぶりで『日本人の品格』を書店でみかけ購読しました。出版されて1年以上も経過しており、気づくのが遅かったと少し残念に思ったものです。
 この本では、日本人の精神構造がどのようになぜ変化してきたかについて述べられております。そして、人間の「品格」は、「誇り」「プライド」から生じると断じております。 
 最近、食品偽装事件などを初めとして、日本企業が起こしたさまざまな不祥事は、日本人からプライド・品格が失われたからではないかと書かれていました。
 しかし、太平洋戦争前までの日本人には、世界に誇れる「品格」が備わっていたはずだというのです。

 2年ほど前、小泉内閣時代を経て「格差社会」が問題とされたことがありました。これは今も解消したわけではなく、むしろグローバルにその傾向は広がっているのだろうと思われます。
 自民党の総裁選を控え、今日は札幌にも5人のポスト福田を目指す候補者が遊説に来ました。その福田首相の花道(?)とも言うべき国際会議:北海道洞爺湖サミットでの合意の状況をみても、世界的にさまざまな「格差」が拡大している影響がみてとれると言えそうです。

 さて、リーマン・ブラザーズの破綻により、世界経済はいよいよ予断を許さないような状況が迫ってきたように思います。
 これからどんなことが起こるのか、想像するだけでも恐ろしいのですが、修羅場を潜り抜けたその先の世界に思いを馳せたとき、そこには「格差社会」ならぬ「品格差」の時代が待っているような気がするのです。
 日本人の「誇り」「品格」で、世界を救うことができればいいですね!
posted by のほほん at 23:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月11日

牛を担保にカネ借りる

 2年ほど前、「牛の耐用年数」を話題に、ブログを書いた記憶があります。今日のお話は、そのときと同様、農業関係の話題です。

 昨日、経営相談の窓口に農業生産法人の経営者から電話がありました。「肉牛の素牛生産をしているのだが、運転資金を借りたい」というのです。
 現在500頭ほど飼育しており、半年位育てたところで肥育農家に売り渡すのだそうです。ただ、現在の規模では効率が悪く、少なくとも2倍位にしたいとのこと。
 素牛生産は、当然ながら出荷するまではお金になりません。半年間、飼料を与え育てる必要がありますが、半年位前から想定していた以上に飼料代が高騰し、資金不足に陥ったと言います。

 あちこちへ借入の相談に行ったが、みな断られ、どちらかと言えば農業とは関係の薄い、一般企業向けの相談窓口である私のところへ電話してきたようです。
 聞けば、設備投資で公的資金を約1億円借りているほか、いくつかの借入先がありましたが、その中にあった「東芝ファイナンス」というのが気になりました。
「いよいよ苦しくなってノンバンクの資金にも手を出しているな」と思いつつ聞いてみると、「それは牛を担保にしたローンです」とのこと。

 「えっ、生き物を担保にカネを借りられるんだ?」と、私のほうがびっくりしました。
 ましてや今回のように、“売り物”になるまでに育っていない牛については、ほとんど担保価値は認めにくく、金融機関としては通常、融資対象とはしないはず。
 そこで、ネットで調べてみました。すると、昨年あたりから農林漁業金融公庫はもとより、みずほ銀行や三井住友銀行といった都銀でも肉用牛を対象に融資をする制度がスタートしていることがわかりました。

 経済界では5〜6年前から、売掛債権を担保に融資をする制度ができております。従来、担保といえば土地や建物など不動産が対象でしたが、売掛債権のほか、在庫や特許権など“事業資産(≒動産)”を担保とした融資(ABL:Asset Based Lending)へと進化しつつあります。今回のお話は、畜産版ABLということになります。製造業で言えば、“仕掛品”を担保に融資をするのに近いのですが、対象が生き物なだけに、やはり「世の中進んでいるな〜」ということを実感しました。

 ところで今回の相談ですが、近頃農業分野への融資に力を入れ始めたときいている銀行の知人に打診し、とりあえず「話だけでも」聞いてもらうことで、話を繋がせていただきました。ご相談者には、幸運を祈るばかりです。
posted by のほほん at 22:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月02日

共同店舗

 共同店舗にテナントとして出店しているお店の診断をする機会がありました。一通り診断をし、報告書にまとめ、報告会を行いました。
 その数日後、そのお店の経営者から電話がありました。「ちょっと相談に乗ってもらえないか」というので、何のことかと話を伺ったところ、「実は当店が入っているテナントビルのオーナーが話を聞きたいそうだ」というのです。
 早速日程を打ち合わせ、出向きました。電話をかけてきた社長の話から、悩みごとの内容は大体想像がつきました。そこで私は、先方の了解のもとにもう1人一緒に行ってもらうことにしました。

 さて、相談内容は次のようなことでした。「このテナントビルは開業して40年くらいになる。当初は周辺に今ほど大型店もなく、多くの客が来てくれて活気があった。当時はオーナーがテナント経営もしていたが、今は、ほとんどのオーナーが他の人に場所を貸してその家賃収入で暮らしているありさまである。そのオーナーも高齢化し、オーナー会の代表を務めている自分が一番若いが、既に70歳を超えた。周辺に大型店も増え、この共同店舗は大手が経営しているショッピングセンターのようなノウハウもないため、年々業績は悪化の一途を辿っている。なんとか改善していく手立てはないものだろうか?」というのです。

 この類の話は、どちらかと言えば私は苦手でした。その予想がついていたので、その道に詳しいコンサルタントに同行してもらったというわけです。
 彼は一通り話を聞いた後、もう少し状況を確認したいということで、あれこれ質問しました。すると、テナントビルのオーナー会のほかに入居しているテナント経営者で構成される組合があり、その人たちの共同で改善に取り組もうとする意見がなかなかまとまらないということも判明しました。

 オーナー会はオーナー会で、かなり高齢になっている人はできれば誰かに権利を売却したいが、なかなか買い手が見つからず困っております。
 こうした話は、おそらく、共同店舗にはよくある悩みだと思われます。一緒に同行してくれたコンサルタントは「周辺の競合店の状況なども調べた上で、また参ります」と述べ、私たちはその場を引き上げてきました。
 彼がこのあと、どのような方向に導いてゆくのか、私としても興味のあるところです。
posted by のほほん at 23:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。