2008年05月31日

地域力連携拠点事業

 昨日、中小企業庁が今年度から行う新規事業として、「地域力連携拠点事業」というものが全国一斉にスタートしました。
 これは、全国で316の地域力連携拠点が中核となり、地域支援機関をグループ化・集約化して中小企業に対しワンストップサービスを実施するというものです。

 これまでにも、全国各地の商工会議所や商工会、地方自治体等が実施している中小企業の支援窓口がありましたが、基本的には「縦割り」であり、これら相互のヨコの連携はほとんど取れていなかったと言えます。今回の政策は、これら各機関のヨコの連携もはかり、いわば「面」としての中小企業支援体制を打ち出したものです。

 そして何よりも目新しいのは、これら「連携拠点」の中に、従来からある商工会議所などのほかに、民間の金融機関や株式会社・NPO、さらには農協(全国で5つ)までもが採択されていることです。
http://www.chusho.meti.go.jp/soudan/080520chikikyoten.html

 つまり、中小企業政策の担い手に新たなメンバーを加え、異業種・産業間交流を図ることによって地域経済の活性化を推進しようというわけです。これは、今までの国の施策とくらべると、かなり野心的な試みと言えそうです。

 ただ、初めての取組みなだけに、半官半民的な組織と民間組織との「文化の違い」から、スムーズな連携が図られるようになるには、しばらく時間がかかるかもしれません。
 このように書いている私も、今回の政策の一翼を担う立場ですので、趣旨をよく理解し、成果を挙げられるよう、各拠点や機関との連携に努めて参りたいと思います。
posted by のほほん at 23:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月23日

NPOの借入

 ひょんなことから、NPO法人のお手伝いをすることになり、取組み中です。
 中心テーマは、売上・利益向上を目指すことなのですが、それには設備増強が必要ということになりました。その企業は、NPO法人ではありますが、意外にも利益追求意識が結構あります。そんなわけで、私が関わることになる以前から、設備増強の構想があり、その場所や建物の目星もつけておられました。
 しかしながら、先立つものは「お金」です。手持ちの資金がありません。NPO法人にした理由は、事業内容が福祉関係ということもあり、補助金を利用したいという意向があったことも事実でした。ところが、補助を受けると、その事業に関しては余剰金を貯めこむことが認められず、資金は使いきらなければなりません。
 そんな事情から、積極的に何かしようとしても自己資金としての余裕がほとんどないわけです。

 そこで、このNPO法人では銀行から借入しようと考えました。実際に借入申込みに行ったのですが、厳しい雰囲気だったとのことです。そして、借入に必要な書類を4〜5枚渡されました。
 そのNPO法人で会計を担当している人は、必ずしも詳しくはありませんでした。その書類の記入方法を私に尋ねられました。私としては、一般の企業の借入に関する相談は以前から受けておりましたが、NPO法人でのケースは初めてでした。そして銀行から提出を求められた書類を見せられ驚きました。随分と難しい表現の書類だったからです。
 一般的な融資申込み時の書類とは異なる形式や用語が見受けられ、その意味が今ひとつ分からない部分がありました。当方が福祉関係の事業のせいか?またNPO法人だからなのか?と迷いました。そうした事業体向けの融資制度なのかもしれないとも思い、会計担当者に同行して銀行に行ってみました。
 
 銀行担当者の説明をきいて私は納得できたのですが、当方の会計担当者は真相(?)を知り、だいぶ落胆したようです。てっきり借りられるものと思い込んでいた額が、とても無理な額であることを悟りました。
 銀行担当者は、申し訳なさそうな顔をしました。貸してあげたい気持ちはやまやまだが、銀行としての規定上限界があることをしきりに弁明しておりました。

 これまで私は、新たに起業したいという人が相談に来られた際には、NPO法人にしようか迷っておられた場合は営利法人にすることを促していたものです。今回の出来事に直面して、それが的外れではなかったと再認識できました。NPO法人が一概にダメというつもりはないのですが、非営利活動法人の性格上、やはり銀行は融資には厳しい対応とならざるを得ないようです。冷静に考えれば当たり前のことなのですが、少し寂しい感じもしました。
 これから、事業計画を練り直し、借入可能な申込み内容を作ることに全力で取り組みたいと思います。
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2008年05月16日

成功の秘訣

 いつ、どなたのお話だったか定かではないのですが、「成功の秘訣は諦めないことだ。成功するまで続けるのが唯一の成功の秘訣である」というような話を聞いたことを思い出しました。
 それは、今日聞いた植松努氏(株式会社植松電機専務)のお話がきっかけでした。「宇宙に一番近い町工場」というタイトルでの講演でした。
 この講演の中で、「諦めると状態が悪いままで放置され、悔いが残る。それは呪いの対象ともなってしまう。諦めずに努力し続け、成功すると、それは感謝の対象となる」といったような表現があり、とても心を打たれました。

 植松氏は、株式会社植松電機の専務さんで、8年ほど前まではお父さん(社長)と二人だけの電気機械修理の町工場だったそうです。
 そんな会社が、今では北大の先生が開発した“爆発しないロケットエンジン”を搭載した宇宙ロケットで超小型の人工衛星を打ち上げるまでになったのは、正に氏が小学生の頃から抱いていた「飛行機やロケットの設計がしたい」という夢を諦めなかったからだと言います。
 その宇宙ロケット開発の中心的役割を果たした人材は、地域の高校を中退した人物で、同社に入社してから猛勉強をしてこの快挙を成し遂げたとのことでした。今では同社に見学に来られる東大卒の宇宙開発関係者に対し、胸を張って説明をする立場についておられるそうです。正に、「あきらめないこと。継続は力なり」のお手本のような存在と言えます。

 ところで私が担当している相談窓口にも、多くの創業者やその予備軍の方が相談に見えます。夢を持って創業したけれども、なかなか自分の思い描いたような業績を確保できることは少ないのが実情です。中には、自分が長年温めてきたアイデアを商品化するところまで漕ぎ着けたものの、半年たってもまだ1台も売れていないケースもあります。
 正直、傍から見ていて、マーケットニーズを考えた場合、なかなか販売には苦戦するだろうことは分かっていましたが、ご本人のあまりの熱心さに「それは売れないから止めたほうが良い」とは言えなかった案件でした(アドバイザー失格ですね)。
 しかし、その社長は、今でもなんとか販売実績を作りたいと一生懸命です。今日の植松氏のお話を聞いて、「諦めずに、売れるまでお付き合いしよう」と意を新たにしたものです。
植松氏のブログは→ http://myhome.cururu.jp/camuispaceworks/blog です。
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2008年05月09日

50歳の前と後

 先日、愕然としたことがありました。50歳以上とそれ以下の年代との違いをまざまざと見せ付けられた調査結果に出会ったからです。それは、日経BPコンサルティング社が実施したブランドイメージ調査「ブランド・ジャパン2008」の結果でした。
 この調査は、2007年11月6日から12月3日までの間にインターネットを通じて行われました。消費者に尋ねた「コンシューマー市場(BtoC)編」と、企業人の目線で評価を尋ねた「ビジネス市場(BtoB)編」で構成され、コンシューマー市場編では千ブランドを対象に回答者に16のイメージを示し各ブランドのイメージに当てはまると思うものを選んでもらうという方法で実施したところ、33,860人から有効回答を得たとのことです。また、ビジネス市場編のほうも17,412人の有効回答があったそうです。
 概略は下記のURLで見ることができます。
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/release/bj080418.html

 ところで、私が驚いた内容は残念ながら上記では示されておりません。4月18日付けの日経流通新聞に掲載されていたのですが、“世代別の総合力ベスト10”というデータでした。
 それによると、29歳以下、30歳代、40歳代における総合的なブランド力の1位と2位は、いずれも任天堂かスタジオジブリとなっていたのに対し、50歳以上における1位はトヨタ自動車、2位はシャープでした。
 さらに50歳未満の世代における3位以下のブランドとしては、ディズニー、ニンテンドーDS、モスバーガー、日清食品、ipod、カップヌードル、ウィキペディアなどであるのに対し、50歳以上での3位はソニー、4位はパナソニック、5位は任天堂、6位はホンダ、7位はナショナル、8位はキャノンといった具合です。つまり、任天堂がかろうじて5位に入っているほかは、自動車メーカーか家電メーカーに集約されていると言えます。
 これを見て、50歳を境に、明らかに“見えない壁”のようなものが存在していると感じたのは私だけではないと思います。

 昨年11月の調査時点で50歳の人というのは、昭和32年生まれにあたります。従って50歳以上の人達は昭和32年以前に生まれた世代ということです。昭和31年の経済白書では「もはや戦後ではない」ということが述べられたとのことですが、50歳以上の人達は戦後の復興期に生まれその後の高度成長期を経験した人たちです。
 大量生産、大量販売、大量消費が当てはまった時代。隣の人に“右倣え”で、“大衆”を対象としたマーケティングが効果を発揮できた時代でした。
 しかしその後、30年くらい前から今日にかけては、価値観の多様化とともに“大衆”を対象としたマーケティングは力を失いました。今回のブランド調査結果は、正にそんな世代間の差が透けて見えたものと言えそうな気がします。
posted by のほほん at 00:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

スーパーコンビニ

 最近、いつも乗降している地下鉄駅そばのコンビニがリニューアルオープンしました。野菜や果物の取扱いをウリにしているようで、看板にもそのことが明記されています。
 通るたびに気にかかり、先日覗いてみました。なるほどちょっとした野菜がおいてあり、果物もそれなりに陳列されていました。店も、外から見ると以前にくらべ店内が明るく、入ってみたくなる造りです。ただ、自分のお目当ての品が置いてなかったのを良いことに、何も買わずに出てきました。

 もう一店、自宅の近くにあったコンビニが閉店したと思ったら、一月ほど前に別な店がオープンしていました。上で述べた店は、「ローソン・プラス」で、ローソン系であることがすぐわかりましたが、この店はこれまで見たことのない看板名です。
 中に入ると、その充実ぶりに驚きました。野菜や果物を置いているのはローソン・プラスと同様ですが、焼きたてパンを売っていますし、弁当もその場で調理して販売しております。そして奥には喫茶コーナーがあり、ドトールコーヒーのような作りです。

 さらに驚いたのは、車のウインドウォッシャー液まで置いていたことでした。コンビニ+ミニスーパー+ファーストフード店のような業態と言えます。スーパーコンビニ(コンビニを超えた)とでも形容できそうな店作りでした。
 営業時間は7時〜23時半とのこと。日曜日の朝食はここへ出向いても良いかな…と思ったほどでした。
 小売業も努力していますね。旧態依然とした店は、どんどん衰退していくはずです。
posted by のほほん at 23:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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