2007年12月27日

生きていればなんとかなる

 昨日、ある社長から、しばらくぶりで電話がありました。「そのうちきちんとご報告にあがらなければ…と思いつつ、もう年末になってしまい申し訳ない。来年はいつおられますか?」と。
 実はこの社長、昨年10月のブログに“重た〜い話”ということで紹介した方でした。結局あのあと、途中2度ほど電話がありましたが、お会いしておりませんでした。
 昨日の電話は、うれしい報告でした。「実は今、決算のとりまとめ中です。今年は厳しいながらも社員全員一丸となってがんばってくれたお陰で、数千万円の利益が出そうです。 
 これまで面倒見てもらっていた銀行にも少し前倒しでお返しできそうですし、社員にも少し決算手当を出したいと思います」とのお話でした。

 この社長は、ご自分が興した会社でご苦労されているのではありません。本来今頃は、一流上場企業を退職し、悠々自適の生活を送っているはずの方でした。定年になったら奥様と二人、「のんびりと旅行したり…」と語り合っていたとのこと(以前に聞いた話です)。
 それが、たまたまお兄さんが興して倒産同然に追い込まれた会社を引き継ぐ羽目となり、今日に至っております。途中、二人三脚で支えてくれていた奥様が自ら命を絶つという悲しい事態も起こってしまいました。それでも社長は持ち応えました。
 「生きていれば何とかなる」…本当にそんな言葉が当てはまる話です。

 ちょっと関連した話に切り替えますが、経営再建に力を入れているあるコンサルタントが言っていた言葉を紹介します。彼は、「再建の手法としてDESやDDSなどと言ったものがある。しかし小規模企業の再建にあたって、そんなものは使えないことも多い。ところで私はこんな手法を発見した。それはIINというものだ」と言うのです。
 「それは何ですか?」と問うと、彼は一呼吸置いて、「生きていれば何かある」の略だ、と言うのです。

 しかし彼は、半分冗談ながらも大真面目でした。つまり、ほんとうにどうしようもなくなり、コンサルタントとしても、あとは「死ぬことだけは思いとどまってほしい!」と祈るしかない場合があるとのこと。
 そんな時、しばらくなんとかして頑張っているうちに、潮目が変わって業績が好転してくることもあるのだというのです。今日の私のケースも、まさにそのような話にあてはまる事例のように思います。私はその社長に伝えました。「ここらで一度、人間ドックに入ってください」と。
posted by のほほん at 23:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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