2007年08月19日

創造する多面体

 サルバドール・ダリ展を観てきました。今日のブログ記事タイトルは、その展覧会の副題として付けられていたものです。1904年スペイン生れ(1989年没)のシュルレアリスム画家であり、著述家としても活躍したそうです。
 生誕100年記念ということで、1918年から1983年までのほぼ全生涯を網羅した作品が展示されていました。

 当初、印象派やキュビズムの影響をうけた作品に始まり、オランダの版画家M.C.エッシャーのだまし絵にも通じるような「ダブルイメージ」の手法を用いた作品は、かなりわかりにくく、考えさせられました。
 ダリお馴染みの表現手法である≪偏執狂的批判的方法≫を用いた作品、神話的イメージや宗教的テーマへの取り組み、ラファエロやミケランジェロなどを引用したルネッサンス回帰の作品も手がけるなど、その多才ぶりには驚かされます。

 ダリにとって絵画と文学はほぼ対等の位置を占めていたとのことですが、著述家としての草稿のほか、1939年のニューヨーク万博でのパヴィリオンを手がけた際の作品、洋服などのファッションやランプなどインテリア・デザインを手がけた作品も展示されておりました。
 天才を自称していたそうですが、どうしてあのような発想ができるのだろう?と驚くばかりで、まさに天才を感じさせられたひとときでした。
 ただ残念だったことは、展示品の説明文の文字が小さすぎ、皆が作品のそばに寄り過ぎるため、すこし離れて作品を見ることがあまり叶わなかったことでした。


posted by のほほん at 23:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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