2007年08月18日

割り箸の家

 先日のテレビ番組で、国内での割り箸の消費量が年間250億膳にものぼり、その木材使用量は1戸建て住宅にして17,000戸にも相当すると知り、驚きました。
 実際には、割り箸でそのような住宅が作れるわけではありませんが、木材の量をイメージするには分かりやすい説明だったと思います。
 そこで、昨年度の北海道における1戸建新設住宅数を調べたところ、2,479戸とのことでした。これらのほとんどが、木造持ち家用住宅と思われます。こうしてみると、北海道で6〜7年間に建てられる一戸建て住宅戸数に匹敵する木材量を、割り箸として1年間に消費しているということになります。

 かつて北海道は、奈良県と並んで割り箸の産地でした。今では国内の割り箸消費の98%は、中国から輸入されたものが使用されているとのことです。
 1985年頃だったと思いますが、旭川市の近くで北海道製箸組合の方を対象に研修を行ったことがありました。昼食時に組合幹部の方から「数日前にホンダ(自動車メーカー)の人が数人、調査に来られた」と聞かされたことを思い出しました。
 自動車メーカーには直接関係がなさそうにも思うのですが、「石油を消費して環境に影響を与えている立場として、木材の消費と環境との関係がどのようになっているのか、実態を確認しに来たらしい」とのことでした。

 その後1989 年に、自然保護団体であるWWF(世界自然保護基金)が、日本の割り箸使用が熱帯雨林破壊の要因の1 つとなっているとの声明を出したことによって、割り箸論争が過熱したことがありました。
 格安な輸入割り箸が普及する以前は、国産割り箸は、建築端材や間伐材の有効活用として生産されていたと聞いております。
 輸入割り箸の消費拡大には、コンビニや外食産業の発展も関係があるようですが、今では吉野家などが発起人となって発足したNPO団体等が、中国で毎年植林活動を行っているそうです。
 また近年、国内で使用されている割り箸から防カビ剤や漂白剤が検出され、厚生労働省では監視の強化を通達しているようです。
 詳細については、下記をご参照ください。
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/07/h01/chopsticks2006.pdf


posted by のほほん at 23:54| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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