2007年08月04日

仕事にありつけない人

 仕事柄、所属している団体の会合に参加しました。その中に、独立して4年目くらいの人がおりました。仮にC君としておきましょう。その会合には、独立して3ヶ月ほどのA君も参加しておりました。
 オフィシャルな会合が終わり、すぐに引き上げた人もおりますが、何人かは周囲の人とともに雑談を交わしております。新人のA君は、早速、片っ端から名刺を配ってあいさつして回っています。「仕事はあるのかい?」などと心配してくれる先輩の声も聞こえてきます。C君は、帰ろうか、誰かと話そうかと迷いながら、所在なさげに見えました。

 C君は、多少おとなしい性格かもしれませんが、いわゆる“暗い”性格とは言えず、能力も高い人です。しかし、仕事の依頼はあまり来ていないようです。とくに嫌われているわけではないが、“好かれない”というほうが当てはまっているかもしれません。
 どこか、何かが、不足しているようです。ネット上に答えはあるだろうか?と思い、「好かれない人」で検索してみたところ、Googleのトップに出てきたのがこれ→
http://www.waseda.jp/student/shinsho/html/72/7216.html
加藤 諦三氏が答えている記事でした。

 確かに、「好かれない人」などというテーマは、思春期の悩みに答える著書も多い加藤氏にぴったりのものかもしれません。
<以下、抜粋・引用>
 「好かれる人と好かれない人、その行動が表面上は同じに見えることが多々あるのはなぜなのか。…本当にその人に好意を寄せ、思いやりの気持ちから親切にする行為と、淋しいから相手に悪く思われるのが恐い、だから親切に振る舞ってみせること。両者の行動は同じように見えていて、その実、心のあり様は全く異なります。
 …肝心なのは、問題の火種が自分自身の無意識の中に存在するがゆえに、本人には好かれない原因がよく分からないということ。…人間関係で苦しむ人たちの多くは、相手との『距離感』が分からないのです。… 人が人と接するときは、必ずその枠組みの中で意味を共有し、物事を理解している。コミュニケーションにとって大切なのは、実は内容よりも、この枠組みなのです。
 …コミュニケーションの枠組みは、共通認識と非言語メッセージによって形作られている。コミュニケーションがうまくとれない人間は、その共通認識なり枠組みなりが、回りの人たちとどこかずれているのでしょう。人に好かれたいと思うなら、まずここを改めていくべきです。」
<引用終わり>
 さすが学者だけあって、理路整然とした説明だと思います。糸口を知り得たわけですから、あとは実践に努めれば、それなりに成果に結びつくと思われます。

 ところで、とても論理的とは言えませんが、私なりに思うところは、次のようなものです。かなり以前から漠然と感じていたことなのですが、「人間、誰でも“かわいがられる”ことが大事」ということ。
 ちょっと乱暴な言い方になりますが、要するにC君は、この業界の先輩や潜在顧客から見て“かわいい”と感じられないのではないかと思うのです。
 別に能力がないわけではない。難関と言われる有名大学を出ております。が、それをひけらかしているわけもありません。そして仕事の実力も、そこそこあると思われます。
 一般的に言う“嫌われる”性格というのでもない。ただ、今ひとつ“好かれない”のです。

 つまり肝心なところで“かわいがられる能力”が不足しているように思うのです。しかし、この“能力(?)”は、世渡りするには極めて重要なものと思われます。
 C君も、独立当初はA君のように名刺を配っていたはずです。しかし今となっては、A君に習って再び同業の会合で名刺を配ってみても“新鮮味”はありません。
 “かわいがられる”ことは、子どもばかりでなく、大人になっても重要な“才能”と言えそうです。
 たんに「“おべんちゃら”をふってかわいがられよう」と言っているのではないということは、ご理解いただけると思います。


posted by のほほん at 23:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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