2007年08月31日

Wiki Scanner(ウィキ スキャナー)

 たまに私も利用しているのですが、ネット上のフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で改ざんが行われているという指摘があります。そしてその事実を突き止める技術が稼働しているとのこと。それが、Wiki Scannerです。
J-CASTニュース http://www.j-cast.com/2006/07/26002252.html で知りました。 

<以下、引用>
 誰もが執筆、編集に参加できるインターネット上の百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」を巡り、日本でも修正、改ざん疑惑が持ち上がった。日本を代表する官庁や企業で、内部コンピューターが修正のアクセスに使われていたのだ。休み時間などに誰かが勝手にアクセスしたケースも多いらしいが、事実の歪曲から「いたずら」に近いものまで中身はさまざまだ。(略)
 Wiki Scannerは、米国の研究機関メンバーが、ウィキペディアを書き込み、編集した官庁や企業を突き止め、改ざん防止に役立てようと開発した。ウィキペディアの更新履歴からそれらのIPアドレスを調べる作業を、いわば自動化したツールだ。Wiki Scannerの日本語版プログラムも、ネット上に公開されており、官庁や企業の名前や場所、IPアドレスで更新履歴を検索できる。
http://news.www.infoseek.co.jp/comp/story/20070831jcast2007210838/
<引用終わり>

 インターネット等の活用もWeb2.0と言われる時代に入り、新たなサービスが生れる反面、社会に害悪となるような事態も増えつつあります。
 ここ2〜3日の間に、「信頼」「認証」といった話題を当ブログでも取り上げましたが、そうした状況を加速するような作用を、ネットの進展が果たしている側面があることは否めません。
 しかし、どんな事柄にも“光と影”が存在すると言えます。我々には、“光”の方をより多く取り込んでゆく努力が欠かせません。
posted by のほほん at 23:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月30日

産業人の「信頼」低下

 社会的な格差の拡大やワーキング・プアといった話題がとりあげられることが多くなりました。
 そんな中、財団法人 社会経済生産性本部メンタル・ヘルス研究所が先日発表した2007年版『産業人メンタルヘルス白書』では、“産業人の「信頼」は、年々低下している”と指摘しています。
 同白書の第2部 調査研究報告において、JMI健康調査票により選ばれた12信頼項目の応答率経年変化は、全ての項目で産業人の信頼は低下していることを示したと述べております。
http://activity.jpc-sed.or.jp/detail/mhr/activity000830/attached.pdf

 メンタル・ヘルス研究所では、一連の調査のなかで、昨年は上場企業を対象に、また今年は全国の自治体を対象に、そこで働く人の「心の病」の状況を調査しました。
 その結果、最近(昨年時点での)3年間における「心の病」は、6割以上(61.5%)の企業が「増加傾向」にあり、一ヶ月以上の休業者は74.8%の企業で存在している。年齢別にみると、「心の病」は30代に集中する傾向がより鮮明になっているとのことです。
 こうした状況の背景には、7割近い(67.0%)企業において、個人で仕事をする機会が増えているおり、約6割(60.1%)の企業で職場のコミュニケーションの機会が減り、5割近く(49.0%)の企業で、職場の助け合いが少なくなっていることが挙げられると指摘しております。
http://www.js-mental.org/images/03/20060728.pdf

 一方、自治体においても、有効回答されたうち約半数(47.7%)で、最近3年間における「心の病」は「増加傾向」にあるとのこと。職員数が1,000名を超える規模の自治体では、むしろ企業を上回る割合を示しているようです。
 一ヶ月以上の休業者がいる自治体は53.4%で、規模が大きいほどその割合は高くなっています。また、年齢別にみると、30代が最も多く(34.4%)、次いで40代でも30.8%に「心の病」が存在するとのことでした。
 背景としては、企業と同様、約5割(52.4%)の自治体で職場のコミュニケーションの機会が減り、職場の助け合いが少なくなっている(48.8%)ほか、住民の行政を見る目が厳しくなっていると感じていることも指摘されていました。
http://www.js-mental.org/images/03/20070731.pdf

 以上を通じて、「信頼はバブルのような時代の変化の影響を受けながらも、世代差を維持しながら変化している。世代が若くなるにつれ信頼は低下し、高信頼の世代が抜け、低信頼の世代が残ることで、産業界の平均的な信頼は低下しているといえる」とまとめられています。
 個人的意見を加えさせていただくとすれば、企業・自治体を問わず、職場のコミュニケーションの機会の減少や職場の助け合いが少なくなっている要因として、「非正規社員」の増加も指摘できると思います。

※JMI健康調査とは
JMI(Japan Mental Health Inventory)健康調査は、産業界と学識経験者の献身的な努力により、わが国でいち早くつくられた「働く人のメンタルヘルス向上のための心の定期健康診断システム」のこと
posted by のほほん at 23:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月29日

便りのないのは、良い便り?

 今日の窓口、非常に珍しく1人も相談予約が入っていませんでした。「そのうちに来るかも」と、待っていましたが、午前中が終了。
 さすがに落ち着かず、午後になってから心当たりに電話をしてみました。

 まずは、ひと月くらい前に借り入れの件で相談に来られた会社です。担当の方に繋いでいただこうとしたのですが、電話に出た方が「○○は不在です」とのこと。「30分くらいで戻るはず」と言うので、「その頃再度お電話します」と告げ、一旦切りました。
 そして、40分後くらいに再度電話してみると、やはり「○○は不在です」と言います。当方がわかりにくい組織名だったせいか、「怪しいモノ売り」と間違えられたような気がしましたので、「戻られたら、お電話いただくようお伝え願います」ということにしました。

 すると、2分もしないうちに電話が来ました。「すみません。ご無沙汰しておりました。実は、昨日銀行から電話があり、2〜3日以内に融資実行できるとのことでした。ありがとうございました!」と言うではありませんか。
 やっぱり、受付段階で電話を避けられていたように思いました。

 次いでもう一軒、架けてみました。会社に電話すると、「出かけている」とのこと。「それでは…」ということで、教えてもらっていた携帯電話に架けてみました。
 最初は、「今、電話に出ることができません」とのアナウンスが流れたため、1時間くらい後に再度電話すると、すぐご本人が出られました。
 「先ほど電話いただいたようで、すみません。実は、商談中でした。先日ご紹介いただいた企業さんを訪問し取引を打診したところ、非常に前向きな回答をいただきました。ありがとうございます!」と言うのです。なんだか、随分タイミングのよい話のようですが、どうやら事実のようでした。

 それにしても、困ったときはすぐ電話が来るのですが、良い話については、あまり連絡をいただけないのが、相談窓口の仕事です。
 まぁ、困ったときのための“窓口”であることは確かなのですが。。。“便りのないのは、良い便り”と心得ておくことにします。ちょっと寂しいですけど…。
posted by のほほん at 22:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月28日

ロハス消費と認証ビジネス

 コーヒーショップのカウンターに「市販の砂糖」「ダイエットシュガー」「オーガニック(有機)シュガー」の3種類があったら、どれを選びますか?
 …そんな書き出しで始まる記事を半年ほど前に目にし、気になりながらもすっかり忘れておりました。
 これは、私が有料で購読しているメールニュース『JNEWS LETTER』の情報です。
http://www.jnews.com/business/digest/2007/047.html

 そこには、ロハス(LOHAS:健康と環境に配慮するライフスタイル)を志向している人たちは、多少割高でも健康や環境によい商品を選ぶと言っている、との説明がありました。
 最近では、にわかにロハス人口が急増して、米国では成人の約3割、約30兆円の市場規模となっているそうです。そして、ロハスブームが広く浸透してくれば、「これは一体何をもってロハスと称しているのか?」と思われる便乗商品や怪しげなサービスが増えてくることは容易に想像され、そうなると「これがロハスです」と客観的に証明してくれるお墨付きが求められます。

 しかし、ロハス商品であることを認定する正式機関というのは、世界中のどこにも存在しておらず、ロハスの定義についても解釈は曖昧なのだそうです。
 冒頭で示したオーガニックシュガーのスティックはドトールのオリジナル商品で、ブラジルを原産国として有機栽培されたサトウキビから作られたものとのこと。
そのパッケージには「ECOCERT/EU」「QAI/USA」「JAS/ECOCERT-QAI/JAPAN」のテキストが記されたマークが3つ並んでおり、欧州、米国、日本のいずれでもオーガニック食品と証明されていることを示しています。
 「オーガニック」というのは、化学肥料などを使わずに有機的な手法で栽培されている食品のことを指しているが、その審査を専門の検査機関に依頼して認証を受けていないと商品のパッケージや広告上に明記することができません。したがって、このオーガニックシュガーがほんとうにロハスな商品であると言えるわけです。

 ここで誰もが考えることは、認証マークの発行団体になることができれば、認証のための審査料やマークの発行手数料、それに毎年の更新料などで稼ぐことができ、認証ビジネスは魅力的な商売ではないか、ということ。
 有機JASの例でいえば、マークを発行するのは農林水産省だが、実際の審査業務については農水省の認定を受けた民間の業者(企業や団体)が行なっております。
 審査はもちろん有料で、審査業者によって料金体系は異なるが、概ね審査料だけでも一回あたり20万円前後。さらにマーク取得のための講習やコンサルティングなども行えば、マークを取得したいクライアントを1件獲得すると百万円を超す収益となるようです。

 有機JASの審査機関になるには、農林水産省にその申請を行い、審査を受けて定められた資格要件を満たす必要があります。農業や食品生産、加工分野での実務経験が求められますが、想像するほど厳しいものではないようで、現在は60社以上が登録されているようです。
 食の安全・安心などが話題となっている今日、こうしたビジネスを検討してみるのも良いかもしれません。
posted by のほほん at 23:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月27日

MJ若者意識調査

 日経流通新聞(Nikkei Marketing Journal)の8月22日付けトップ記事として、「MJ若者意識調査」の結果が掲載されていました。
 この調査は、首都圏30キロ圏に住む20代、30代の日経リサーチ消費者モニターを対象に、6月29日〜7月4日にかけてインターネットを用いて実施されました。回収数は20代が1,207人、30代は530人の計1,737件とのことです。
 当ブログの5月3日で取り上げた、TOKYO FMが昨年10月に実施したという「若者ライフスタイル調査」と比べてみるのも面白いと思います。
 日経の調査のほうがTOKYO FMのそれよりも、回答年齢層では5歳くらい高くなっているようです。

 さて今回の調査結果ですが、日経流通新聞には「巣ごもる20代、ミニマムライフ」との見出しを掲げ、車を持たず、酒も飲まず、休日はほとんど家で過ごし、出かけても歩いていける範囲が多いとして、「1マイル消費」などとも書かれておりました。
 2〜3日前の日経新聞にもこの日経流通新聞の概要だけが紹介されていたのですが、それを見て私は、「たんに節約しているのではなく、多方面に支出の選択肢が広がっているからではないか?」と考えました。今日、日経流通新聞を見たところ、ほぼそのようなことが書かれておりました。

 20代の1ヵ月に自由に使えるお金は、64,400円で、2000年に実施した調査に比べ約4,000円増えているそうです。一方で携帯電話への出費は、電話会社の料金引き下げ競争の影響もあり、月平均7,725円と2000年調査の9,077円より15%ほど減っているとのこと。
 ただ、携帯メールの相手も2000年の平均4.5人から今回は3.9人へと減少しており、縮み志向は行動半径だけではなく交友関係にも及んでいるようです。ちなみに平均の友人数は、2000年調査の8.1人から今回は6.3人へと減少しているとのことでした。
 彼らが休日に家にいて何をしているかというと、“パソコン”“読書”“勉強”“家事”などをして過ごす傾向が多いのだそうです。

 しかしながら、お金の使い道を2000年調査と比較すると、全体22項目のうち17項目で増え、以前より多くの項目に出費しているそうです。使い道として最も多く挙げられた「衣料品」は2000年に比べ10ポイント近く増えたほか、「日用品・インテリア小物」や「靴などの身の回り品」も増え方が大きいとのことでした。
 このように、20代の消費は「拡散傾向」にあるようだと分析する一方、「将来に備える」ことを重視している人は39.5%おり、2000年調査(21.8%)に比べほぼ倍増したとのこと。

 20代が毎月貯蓄する平均額は56,800円で、30代の59,700円と大差ないそうです。20代が貯蓄に熱心な背景には、自分の家計への厳しい認識があると言います。「下流に転落するのではないかと不安になる」と思う人は40.4%もおり、就職氷河期を経験した20代後半を中心に、将来への不安を感じていることが貯蓄意識に反映していると書かれておりました。  
 記事では、このように出費に慎重な若者に対する消費財メーカーの取り組みも紹介されていましたが、その成果についてはバラツキがあるようです。若者向けに販売を伸ばすには、企業はもっともっと知恵を絞らねばならなくなりました。
 今回の記事に関しては、http://www.nikkei.co.jp/mj/ の右サイドバーにある「MJ編集部から」で、動画解説を見ることができます。
posted by のほほん at 23:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月26日

グーグル・宇宙の旅

 「2001年宇宙の旅」という映画がありました。日本では、アメリカでの初公開の10年後1978年に上映されたようですが、私はその後しばらく経ってからテレビで放映されたのを見た記憶があります。
 類人猿(?)が未知の物体と遭遇するようなシーンで始まり、しばらく何の説明もないような映画で、「よくわからない…」というのが正直な印象でした。
 それもそのはずです。この映画の原作者アーサー・クラークは、「もし、この映画が一度で理解されたら我々の意図は失敗したことになる」と言っていたそうです。そして監督のスタンリー・キューブリックは、そのようにこの映画を作ることに努めたようです。

 さて、先日、グーグル・アースで星空が見られるようになったとの発表があり、早速今日、ダウンロードして試してみました。発表内容は、下記をご覧ください。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=168060&lindID=1
 これで、「グーグルで“宇宙旅行”ができるかも知れない」と期待したのですが、ちょっと欲張りすぎたようです。さすがに、私が期待したほどにはなっておりませんでしたが、それでも、これまでにはなかったサービスであることに違いはありません。

 グーグル・アースで見ていた地球上の地点の、上空の星空に切り替えができるようになっており、そこから、星座やハッブル宇宙望遠鏡でとらえた惑星の写真を見ることができます。
 またクリックすると、英語ですが解説を読むこともできるようになっております。このサービスは、小中学生に理科や社会(地理・歴史等)への興味を引き出すには有効ではないかと思います。
 先ほど「期待したほどではなかった…」と書きましたが、私自身が天文学等への基礎知識が少ないからということも言えそうですので、誤解されぬようお願いします。

posted by のほほん at 23:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月25日

「マニュアル」の目的

 「コムスン問題の検証〜今、介護事業者に問われているもの〜」というテーマのセミナーに参加して来ました。何名かの講師が登場したのですが、メイン講師のお1人が「介護サービス情報の公表制度」について触れ、マニュアルの重要性について述べておりました。
 この制度は、基本的にすべての介護事業所が対象とされており、事業所が現に行っている事柄(事実)を年1回公表するというものです。そして、公表情報の内容についての責任は事業者にあることとされております。

 例えば、「賠償すべき事故が発生したときの対応に関しマニュアルを備え付けている」といったように、事実確認が必要な情報については第三者(調査員)が調査するわけですが、実際にマニュアルの存在が確認されることになります。この場合、調査員はマニュアル内容の評価までは行いません。

 この“マニュアル”について、今日の講師は、「マニュアルが“ある”ことが重要ではなく、事業者の理念、それまでの経験や職員の成熟度等に基づき、マニュアルとして集約していく過程が重要である」と力説しておられました。
 そして、「“標準化”と“画一化”は違う。マニュアルどおりやっていれば良いというものでもない。標準化された手法を用いながら、個々の状況に応じて対処することで、サービス改善への気づきが生まれ、それをマニュアルへフィードバックすることで、サービスの均質性の確保につながる」と説明されました。

 これについては、全くその通りだと思います。しかし、このマニュアルについては、意外と“画一化”のためと誤解されているケースが多いようにも感じます。「チェーン展開している店では、店員がマニュアルどおりにしか対応しない」などと、よく言われております。
 以前に、全国的な“創業支援”活動にアドバイザーとして参画しておりましたが、その際に、あるアドバイザーが次のようにメーリングリストに投稿されびっくりした記憶があります。

<以下、引用>
「少し過激な言い方で申し訳ないですが、ガイドラインとかマニュアルは、“ズブの素人”か、“どうしようもないバカモノ”用に生み出されたものです。」
 (これに対して、別のあるアドバイザーが次のように反論しておりました)
「私見ですが、マニュアルは“ズブの素人”のためにあるのではないと考えます。マニュアルは“考え方と行動を統一するためにあるもの”で、そこには素人も玄人も関係ありません。」
<引用終わり>

 前のアドバイザーがどのような意図でこのような発言となったのかは不明ですが、問い合わせた方にこのようにアドバイス(にはなっていませんが…)したのであれば、何の解決にもならないはずです。“アドバイスの仕方に関するマニュアル”が必要と感じた次第でした。
posted by のほほん at 23:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

「答え」をつくる

 感動的なお話を聞きました。その会社は3年前、あることがきっかけで倒産の危機に陥りました。それ以来、何度かその経営者(2代目)にお会いする機会があり、今日もまたお話を聞いてきました。“倒産の危機からV字回復しつつある要因は何か”を知りたかったからです。

 その会社は、創業40年ほどで今は3代目の方が社長となっております。創業者はカリスマ性もあり、かなりの業績を残しました。その創業者の“メガネ”に叶った2代目が引き継ぎ、さらに拡大してきました。  ところが、創業者は自ら作り上げた財源を財テクにも振り向け、そこでもかなりの成果をあげたようですが、バブルが弾けました。2代目が引き継いで少し経った頃のようです。

 2代目は対応に追われました。途中から3代目を抜擢し、日常業務は3代目に任せ、2代目は“負の遺産”処理に奔走したようです。しかし、ついに立ち行かない事態となりました。最終的にしたことは、“再生支援協議会”の門を叩くことでした。それが2年前の話です。
 それからの1年間と言うもの、文字通り“地獄を味わった”と言います。しかし、従業員とその家族、そして関連会社の従業員らの手前、2代目自身が“音を上げる”ことは許されず、とにかくありとあらゆる関係先に頭を下げまくり、なんとか再建計画に同意をとりつけることができたのです。

 それからというもの、関連企業ともども、全社員が一丸となって再建に取り組む覚悟を固めました。それから1年、本日に至るまで奇跡としか思えないようなV字回復を見せているのです。
 2代目は、ある取引先の経営者から言われたそうです。「あんた、わざと危機を演出し、それを利用して膿を出し、V字回復を計ったな?」と。それは全国規模で事業をされている大手企業の経営陣からとのことです。「ウチもそうやったのだ…」とも言ったそうです(N自動車とは違います。念のため)。
 
 もちろん、その2代目は、そんな“芸当”ができる人ではありません。2代目は言いました。「とにかく、皆、本当に真剣に、必死にやってくれている。」「関連会社の幹部連中を集め、グループ会議をやっているが、毎回、殴り合いになるのではないかと心配するほどホンネをぶつけ合っている。」「いろいろ議論するだけではなく、実際に“答えをつくる(結果を出す)”ことが出来ている」と言うのです。

 このお話を伺って、感動するとともに、V字回復の要因がわかった気がしました。結局その企業グループには「人材が育っていた」ということだと思います。
 いくら経営者がハッパをかけ、一時は全社員が本気になって死に物狂いで努力したとしても、いずれは勢いが衰えたり、いつまでたっても結果がでなければモラルも低下するものです。
 この企業グループの場合、「とにかく結果を出そう!」という執念があります。そして、「なんとしても結果が出るまでやりぬくのだ!」というモラルを持続できる社風や人材といったベースがあったということです。

 似たような事態に陥った会社のケースにお目にかかることはあるのですが、ほとんどはこうした人材が育っていなかったり、風土が培われていないために、いくら資金だけ繋げられても、結局は破綻してしまうのが多いのです。
posted by のほほん at 23:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月23日

大きいことは良いことか?

 三越と伊勢丹の経営統合が正式に発表されました。
<以下、引用。2007年08月23日21時00分asahi.comより> 
 百貨店業界4位の三越と同5位の伊勢丹は23日、来年4月1日に持ち株会社を設立して経営統合する、と正式に発表した。売上高の合計は1兆5859億円(06年度)で、百貨店としては国内最大。「世界随一の小売りサービス業グループ」を目標に統合5年で営業利益率5%と、現在の伊勢丹(4.1%)を上回る高収益体質を目指す。
 両社は23日に取締役会を開き、持ち株会社「三越伊勢丹ホールディングス(HD)」(本社、東京・銀座)の設立や、統合比率「伊勢丹1に対して三越0.34」などを正式に決めた。三越と伊勢丹は事業子会社としてHD傘下に入り、店名や本店は現状のまま残す。
<引用終わり>
 
 こうしたニュースは、新聞各紙やテレビ等で何度か伝えられてきましたが、素朴な疑問を持ちました。
 昔、「大きなことはいいことだ」と言われた時代がありました。しかし、今も本当にそうなのか?と思うのです。とくに百貨店の場合はそう感じます。百貨店の凋落が伝えられてずいぶんと経ちますが、小売市場を広く見渡すと「低迷して当然」と考えられることが多々あり、既に各方面から指摘されていることです。私も以前にこのブログで少し触れたこともありました(6月30日、7月8日)。
 そもそも、百貨店という業態そのものが限界に来ているわけで、「生き残る」ためには統合して“大きくなる”しかなかったとも言えます。

 夜のテレビニュースでも報じていましたが、「統合することにより集中仕入れによるコストダウンを図り、利益率を高める」とのことです。
 よくある話です。私が関わっている中小企業のメーカーや卸売業者は、超大手小売業と取引しているところは皆“泣きながら”つきあっています。納入価の厳しい切り下げを求められた挙句、流通センターフィーやリベートを要求されるからです。
 かと言って、取引をやめるわけにはいきません。“残るも地獄、去るも地獄”です。「それはそのメーカーや卸売業者がそうすることを選んだからだ」と言ってしまえばそれまでですが、最近のグローバル競争社会を見ていると、「ちょっと行き過ぎている」ように思えてなりません。
 もちろん、国によって事情は異なりますが、日本の場合、少子高齢化・人口減がどんどん進むことが明らかである今、これからも大規模化、大量集中仕入れ…で良いのかどうか?

<以下、引用。2007年8月17日13時50分 YOMIURI ONLINEより>
 三越と伊勢丹が統合すると、連結売上高の合計は1兆5000億円を超え、国内最大の百貨店グループとなる。富裕層や法人に強い三越と、ファッション性の高さで若者に人気がある伊勢丹は、主要な顧客層に重複が少なく、補完関係にある。店舗網も、全国の主要都市に出店している三越と、首都圏に集中している伊勢丹は、商圏を補えるメリットがある。収益性の高い伊勢丹の業務手法や独自の商品・顧客情報管理システムを導入することで、業績が低迷している三越の収益回復を図る狙いもある。
<引用終わり>
 
 この記事にあるように、三越と伊勢丹では客層が明らかに異なります。と、いうことは、品揃え・仕入れ内容も異なるということです。つまり、同じような商品を2社分まとめて仕入れることにはならないはず。
 にもかかわらず、統合することによってイメージされる強大なバイイングパワーをちらつかせて仕入先を泣かせることになりやしないか?と心配になります。
 また、「売れるはず」と思って大量に作らせるようなことがあり、その当てがはずれたりしようものなら、それこそ世のなかに“ゴミ”をばらまくことにさえなりかねません。
 百貨店に限りませんが、“大きなこと”は地球環境にとって優しいことなのかどうか?よく考えてみる必要がありそうです。
posted by のほほん at 22:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月22日

ビリーズ・ブートキャンプ

 別に、宣伝するつもりは毛頭ありません。ただ、今日相談に来られた女性経営者から「えっ、知らないの?あんなにテレビでやっているのに〜」と言われたのが耳にこびりついていました。
 読者の皆さんはほとんどの方がご存知かもしれませんが、これはダイエット用エクササイズDVDの名前だそうです。家に帰り、ネットで調べてみました。

 すると、全米ではヨガやピラティスと並ぶ3大エクササイズのひとつに挙げられているのだとか。もともとアメリカの軍隊で行われていた短期間で体を絞り込む為の集中トレーニング方法を、アメリカ陸軍・エリート育成プログラムの専任トレーナーを務めてきたビリー・ブランクスが、女性でも自宅で気軽に出来るように独自に開発したエクササイズなのだそうです。

 なんでそんな話になったかというと、近頃私が少し減量していることに気付かれたからでした。とは言っても、たかだか3kg程度なのですが、少し頬のふっくら感が減ったかな、と自分でも感じていたところでした。

 その女性経営者は、実はタイ古式マッサージ店を経営されているのですが、店にはエアコンがなく、暑い日続きのこの頃は客足が減っているとのこと。なかには逆に、ダイエットに効果的では?と、わざわざやってくるお客もいるそうです。面白いものです。

 ところで彼女もビリーズ・ブートキャンプのDVDを買ったそうです。
「効果のほどは…?」と尋ねたところ「3日くらいやったけど、今はしまいこんである」とのことでした。
 内心、「やっぱりね!」と思いましたが、口には出せませんでした。
posted by のほほん at 23:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月21日

背中の看板

 知人から、開業の挨拶状が届きました。彼は、道内では業界大手の子会社の経営者をしていた人です。社長になったと聞いてしばらくしたころ、会う機会があったので「株はどのくらい持っているのか?」と尋ねたことがあります。すると「何もない」とのことで、びっくりしました。いわゆる“サラリーマン社長”だったわけです。

 彼の会社を訪ねた時、使用しているマイカーが5ナンバーだったのも驚きでした。数十億の売上と数億の利益を毎年のように計上していると聞いていました。それだけの業績を上げ続けていれば、それなりの体裁を整えていて不思議ではないのですが、彼はそうはしていませんでした。
 数年前より「いずれ独立したい」と言うようになりました。雇われ社長とはいえ、普通に考えればなるべく長く勤めたほうが得ではないかと思います。しかし、人それぞれ、自分の人生ですから、ムリに反対はしませんでした。彼ならそれなりに実力もあり、なんとかやってゆけるだろうとも思いました。

 そして先日、独立後初めて会う機会がありました。新しい名刺に想いのこもった社名が刻まれていました。
 「独立、おめでとう」と伝えると、「うれしさ半分、不安も半分だね」と言って笑いました。
 今月1日に会社設立し、あちこち挨拶まわりをしてきたと言います。「皆それぞれ温かく迎えてはくれるのだが、やはり小さな会社だったとは言え大手の看板を背負ってやっていたときとはかなり受ける印象がちがう」と言います。

 とりあえずは自宅を事務所とし、何もかも自分でやっていかなければなりません。よほど自己資金の準備が十分で初めから社員を雇える人は別として、大抵は皆このような状況で一歩を踏み出します。
 これから本格的に営業活動にはいる彼ですが、逆風に会う度に「背中の看板の大きかったこと」を思い知らされることでしょう。微力ながら、応援していきたいと思っております。
posted by のほほん at 22:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月20日

コンサルタントにご用心!

 今日、受けた相談です。「コンサルタントに騙された!」と駆け込んで来られました。私も一応、経営コンサルタントの端くれですので、あまり気分の良いものではありませんが、残念な出来事も結構見聞きさせられます。
 今の時代、モノがあふれ、なかなか売れにくい状況があります。そこで、販売をアドバイスしたり、場合によっては代行までしてくれるサービスは、売上低迷の企業にとってはありがたい存在といえます。

 今日の相談者は、ご自分のアイデアを商品化して新事業の柱にしようとされていました。もともとはサービス業の方でしたが、この案件に関してはメーカーの立場となるため、販売を引き受けてくれる先を求めておりました。そして、そんな矢先に出会ったあるコンサルタント会社と契約していたのです。
 アイデアを商品化するにあたり、試作品を作るために金型を用意する必要がありました。コンサル会社は金型屋さんを探してくれて試作品を作る手伝いもしてくれました。その費用として、150万円ほどをそのコンサル会社に支払ったと言います。

 ところが、その領収書の但し書きには「コンサルタント料として」と書かれていたそうです。あとで分かったのは、その金型の所有権はコンサル会社に属していたということでした。
 相談者は、金型の手配はそのコンサル会社を通じて依頼はしたが、金型そのものは自分が購入したと考えていました。ただ、事の成り行き上、その代金はコンサル会社を経由して支払ったつもりでいたようです。
 そのコンサル会社とは、その後も実際の販売に至るまでお付き合いが続く予定でした。

 ところが間もなく、悲劇が起こりました。そのコンサル会社が破産宣告を受けたというのです。金型は金型屋さんに預けられているとのことであったため、相談者はそれを引き取りに行って自分に所有権がないことが判明しました。それどころか、金型屋さんからは、「その金型の代金をまだ受け取っていない」と告げられたそうです。
 こうなってくると、単に窓口相談では解決は難しくなります。法律的な手段を踏まえ、一刻も早く適切な行動を具体的にとる必要があり、私は弁護士を紹介することにしました。
 なんとか、最小のダメージで解決することを祈るばかりです。
posted by のほほん at 22:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月19日

創造する多面体

 サルバドール・ダリ展を観てきました。今日のブログ記事タイトルは、その展覧会の副題として付けられていたものです。1904年スペイン生れ(1989年没)のシュルレアリスム画家であり、著述家としても活躍したそうです。
 生誕100年記念ということで、1918年から1983年までのほぼ全生涯を網羅した作品が展示されていました。

 当初、印象派やキュビズムの影響をうけた作品に始まり、オランダの版画家M.C.エッシャーのだまし絵にも通じるような「ダブルイメージ」の手法を用いた作品は、かなりわかりにくく、考えさせられました。
 ダリお馴染みの表現手法である≪偏執狂的批判的方法≫を用いた作品、神話的イメージや宗教的テーマへの取り組み、ラファエロやミケランジェロなどを引用したルネッサンス回帰の作品も手がけるなど、その多才ぶりには驚かされます。

 ダリにとって絵画と文学はほぼ対等の位置を占めていたとのことですが、著述家としての草稿のほか、1939年のニューヨーク万博でのパヴィリオンを手がけた際の作品、洋服などのファッションやランプなどインテリア・デザインを手がけた作品も展示されておりました。
 天才を自称していたそうですが、どうしてあのような発想ができるのだろう?と驚くばかりで、まさに天才を感じさせられたひとときでした。
 ただ残念だったことは、展示品の説明文の文字が小さすぎ、皆が作品のそばに寄り過ぎるため、すこし離れて作品を見ることがあまり叶わなかったことでした。
posted by のほほん at 23:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月18日

割り箸の家

 先日のテレビ番組で、国内での割り箸の消費量が年間250億膳にものぼり、その木材使用量は1戸建て住宅にして17,000戸にも相当すると知り、驚きました。
 実際には、割り箸でそのような住宅が作れるわけではありませんが、木材の量をイメージするには分かりやすい説明だったと思います。
 そこで、昨年度の北海道における1戸建新設住宅数を調べたところ、2,479戸とのことでした。これらのほとんどが、木造持ち家用住宅と思われます。こうしてみると、北海道で6〜7年間に建てられる一戸建て住宅戸数に匹敵する木材量を、割り箸として1年間に消費しているということになります。

 かつて北海道は、奈良県と並んで割り箸の産地でした。今では国内の割り箸消費の98%は、中国から輸入されたものが使用されているとのことです。
 1985年頃だったと思いますが、旭川市の近くで北海道製箸組合の方を対象に研修を行ったことがありました。昼食時に組合幹部の方から「数日前にホンダ(自動車メーカー)の人が数人、調査に来られた」と聞かされたことを思い出しました。
 自動車メーカーには直接関係がなさそうにも思うのですが、「石油を消費して環境に影響を与えている立場として、木材の消費と環境との関係がどのようになっているのか、実態を確認しに来たらしい」とのことでした。

 その後1989 年に、自然保護団体であるWWF(世界自然保護基金)が、日本の割り箸使用が熱帯雨林破壊の要因の1 つとなっているとの声明を出したことによって、割り箸論争が過熱したことがありました。
 格安な輸入割り箸が普及する以前は、国産割り箸は、建築端材や間伐材の有効活用として生産されていたと聞いております。
 輸入割り箸の消費拡大には、コンビニや外食産業の発展も関係があるようですが、今では吉野家などが発起人となって発足したNPO団体等が、中国で毎年植林活動を行っているそうです。
 また近年、国内で使用されている割り箸から防カビ剤や漂白剤が検出され、厚生労働省では監視の強化を通達しているようです。
 詳細については、下記をご参照ください。
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/07/h01/chopsticks2006.pdf
posted by のほほん at 23:54| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月17日

公益通報者保護法

 「なんと馬鹿なことを!」と、正直、思いました。14日に発覚した石屋製菓のアイスクリーム等からの大腸菌・黄色ブドウ球菌検出隠蔽と“白い恋人”賞味期限改ざん事件のことです。
 今年1月上旬の不二家事件や6月下旬のミートホープ社事件。そして同じ6月上旬にはコムスン事件があり、こういった不祥事のニュースにはウンザリしていただけに、取り上げたくもなかったのですが、そうも行きませんでした。
 
 新聞報道等によれば、ちょうどミートホープ社の問題が取り沙汰されていた頃に石屋製菓では大腸菌等の検出が判明し、賞味期限改ざんに関しても従業員と見られる人物からのメールが役員に届いたにも関わらず、適切な処置をとらなかったとのことです。8月になって従業員からの匿名の情報を受けた保健所が立ち入り検査を行ったことで初めて、事実が明るみに出ることとなりました。

 きっかけは、従業員による“内部告発”ということなのだろうと推測されます。これに関した法律として「公益通報者保護法」というものがあります。
 労働者が、事業者内部の法令違反行為について、@事業者内部A行政機関B事業者外部に対し、それぞれ所定の要件を満たして公益通報を行った場合、公益通報者に対する@解雇の無効Aその他の不利益な取扱いの禁止B公益通報を受けた事業者や行政機関の取るべき措置…を規定した法律で、平成18年4月1日から施行され、施行後になされた公益通報について適用されております。

 公益通報の定義など、各種要件がありますので、詳しくは下記をご覧ください。
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/koueki/gaiyo/setsumei.html
posted by のほほん at 23:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月16日

OTC医薬品

 OTC医薬品。昨日の北海道新聞に掲載されていた言葉です。薬事法が一部改正され、2009年度から一般用医薬品の販売制度が、副作用の程度に応じた新しい販売方法になることに伴う取り組みとのこと。
 一般用医薬品は、医師などの処方がなくても薬店などで買える「大衆薬」のことで、この呼び名を「OTC(Over the counter=カウンター越しに買える)医薬品」に改めようということのようです。医療用医薬品の分野では、「後発医薬品」のことを「ジェネリック医薬品」と呼ぶようになりましたが、これに沿った取り組みと言えます。

 今回の薬事法改正では、OTC医薬品の副作用が「とくに高いもの」については、その情報提供を薬剤師が担当し、「比較的高いもの」や「比較的低いもの」については、薬剤師もしくは登録販売者の対応が義務付けられました。
 これに伴い、全国の配置販売業者で組織する日本置き薬協会は、協会加盟の販売従事者に対する独自の資格認定制度として「置き薬販売士」の構築を進めております。通信教育の講習制度を用意し、1級認定者には「置き薬販売士」、2級認定者には「置き薬販売士補」の資格を、それぞれ与えるとのことです。http://www.yakuji.co.jp/entry3867.html
 今回の改正によって、スーパーマーケットやコンビニ、ホームセンターなどOTC医薬品を置く店舗は増え、消費者の利便性は高まると予想されます。
 いろいろと、ビジネスチャンスはあるものですね。
posted by のほほん at 23:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月15日

パートタイム労働法の改正

 パートタイム労働法(「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律」)の改正が5月下旬に可決・成立し、来年4月1日(一部は今年7月1日)より施行されます。
 ここでいう「短時間労働者(パート労働者)」とは、「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者(正社員)の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」を指します。
 したがって、「パートタイマー」「アルバイト」「嘱託」「契約社員」「臨時社員」「準社員」など、呼び方は異なっても、この条件に当てはまる労働者であれば、「パート労働者」としてパートタイム労働法の対象となります。

 改正の概要は次の通りです。
1.労働条件の文書交付・説明義務
 労働条件を明示した文書の交付等がこれまでは努力義務であったが、 義務化されました。
 労働基準法の義務に加え、昇給、退職手当、賞与の有無につき文書の 交付等による明示を義務化 → 違反の場合は過料(10万円)
 その他安全衛生、職業訓練等に関する事項は引き続き努力義務となっ ております。
2.均衡のとれた待遇の確保の促進(働き・貢献に見合った公  正な待遇の決定ルールの整備)
(1)すべての短時間労働者を対象に、通常の労働者との均衡のとれた   待遇の確保措置の義務化等
(2)特に、通常の労働者と同視すべき短時間労働者に対しては、差別   的取扱いの禁止
3.通常の労働者への転換の推進
  事業主は、通常の労働者への転換を推進するための措置を講じるこ とが義務化されました。
 例)社内公募として、短時間労働者に対して、通常の労働者のポストに  応募する機会を与える
 ・一定の資格を有する短時間労働者を対象として試験制度を設ける   等、転換制度を導入する等
4.苦情処理・紛争解決援助
(1)苦情を自主的に解決するよう努力義務化
(2)紛争解決援助の仕組みとして、都道府県労働局長による助言・指   導・勧告、紛争調整委員会による調停(行政型ADR)の整備
5.事業主等支援の整備(平成19年7月1日施行済)
 短時間労働援助センターの事業の見直し(事業主等に対する助成金支給業務に集中)

詳しくは、下記などをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2007/06/tp0605-1a.html
posted by のほほん at 22:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月14日

海のエコラベル

 「魚にもエコラベル」という見出しで、日経流通新聞1面(8月6日付)に「海のエコラベル」のことが報道されておりました。「エコラベル」とは、環境保全に役立つ商品を消費者が識別しやすいようにするためのものです。
<以下、引用http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5908/ecolabel.htmlより>
 ISO(国際標準化機構)では、エコラベルを「タイプ1」「タイプ2」「タイプ3」の3つに分類しています。
 タイプ1のエコラベルとは、企業が申請を行った製品について、第三者認証機関があらかじめ設定した基準にもとづいて認定を行う制度を持ったものです。我が国の「エコマーク」やドイツの「ブルーエンジェル」などは、このタイプ1のエコラベルに該当します。
 タイプ2のエコラベルとは、企業が自社製品について、自らの責任において独自に環境配慮に関する主張をするものです。「○○フリー」とか「当社比で○○%削減」などと自社製品に対してうたっているものがこれに当たります。これには、各メーカーが工夫した様々なタイプのラベルがあります。
 タイプ3のエコラベルとは、製品の製造から使用、廃棄に至るライフサイクルの各段階で、CO2の排出量や消費資源量などの環境負荷のデータを定量的に示すものです。スウェーデンでは、98年からいち早くこのタイプ3に該当する制度が導入されていますが、評価が複雑なことなどから日本ではまだ一般的ではありません。
<引用終わり>

 さて「海のエコラベル」ですが、資源保護に配慮した方法で漁獲した商品に貼るラベルで、英国の自然保護団体「海洋管理協議会(MSC)が広めているとのこと(日経流通新聞)。
 海洋管理協議会が確立した認証制度は、「漁業管理認証(MSC認証)」と「流通加工管理認証(COC認証)」の二つから成り立っております。前者は、漁業会社や漁業関係団体が認証を取得するものです。後者は、加工、卸し業者や小売、外食事業者が対象となり、「漁業管理認証された水産資源が、そうではない品と混じって流通しないようにするための認証制度です。COC認証取得業者を経由して店頭に並んだ水産物には「海のエコラベル」を貼ることができるわけです。
 実はMSC認証を得た漁業者が漁獲した魚を食べている消費者は少なくないものの、流通業者にCOC認証が普及していないために、「海のエコラベル」が付かない状態で購入されているケースも少なくないようです。
 世界最大の小売業ウォルマートが昨年2月、「鮮魚と冷凍魚を対象に3〜5年かけて、全量をMSC認証を持つ漁業者から調達する」と発表したと、日経流通新聞にありました。
 食の安全のみならず、食糧資源そのものの確保も相まって、世界はますます競争が激化し出しました。8月11日の新聞各紙では、我が国の食料自給率(カロリーベース)が昨年度は40%を割り込んだと報じております。いよいよ食料も戦略物資となってきました。
posted by のほほん at 23:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月13日

出版した起業家

 先日、1冊の本が贈られてきました。著者であるYさんは、3年ほど前に開業した女性起業家です。たまたま「創業塾」でビジネスプランのアドバイスを私が担当させていただいた方でした。
 彼女は、ご自分で有限会社(当時)を設立しました。その経験を1枚のCDにまとめ、実費程度で希望者に頒布しておりました。そのCDを参考に1週間程度で会社設立が出来た人もいたようです。
 その話題がマスコミの眼にとまり、新聞で紹介されました。2年前の話です。ご本人は、会社設立を業とすべく開業したわけではありませんでした。しかしやはりマスコミの威力は大きなものがあり、CDは結構売れたようです。

 そして昨年、ある出版社から「本を出さないか」と声がかかりました。会社法が施行されたのに伴い、新法に沿った会社設立の手続きを書いてほしいとのことでした。私は「願ってもないチャンスなので、是非おやりなさい」と勧めました。
 途中で1度状況を聞く機会があったものの、しばらくは音信不通のような状態が続きました。そして先日、現物が送られてきたというわけです。
『ママさん社長がやさしく教える会社設立のてびき』というタイトルで、翔泳社から発行されていました。

「あと半年くらい早く出版できればよかっただろうな」とは思いましたが、ご本人にしてみれば必死に原稿を書いたのだろうと思います。
 中身は記入事例と雛形のCD付きで、なかなかの出来映えでした。少し残念に感じたのは株式会社の設立事例が中心であったこと。合同会社については盛り込まれておりません。 
 しかし、従来の有限会社(特例有限会社)を新法の株式会社に変更する手続きについても触れられており、必要な方には参考になる本だと思います。創業塾の講師を担当して8年くらいは経つと思いますが、本を出版されたのはYさんが初めてでした。Yさんのますますのご活躍を願っております。
posted by のほほん at 22:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

車の運転に関し気になること

 昨日、久々に車で少し遠出をしました。その際に感じたことや、車の運転で最近気になっていたことを少し書きたいと思います。
 昨日は、久々に高速道路を利用しました。お盆前の日曜日とあって、普段よりは混んでいたのではないかと思います。
 状況次第では追い越しをかけたり、逆に追い越されたりということを何度か繰り返しました。そのときに、追越をかけているのになかなか追い抜かない車があります。もっと困るのは、追い越して行ったまでは良いが急に減速し、こちらがその車を追い越さざるを得ない気持ちにさせられる場合です(いずれも女性ドライバーに多いようです)。

 日頃気になることとしては、夜間にライトをつけずに走っている車。ライトがついていない事くらい分かるはずですが、理解に苦しみます。 違法走行をしているため、目立たないようにしているわけでもなさそうです。
 ガソリンスタンドで、エンジンをかけっぱなしで給油する車も目立つようになりました。スタンドマンも注意する様子がありません。法律が変わったのかと思い、自動車業界の人に聞いてみましたが、「エンジンは止めることに変わりはない」と言っておりました。

 地球温暖化の原因として、二酸化炭素が指摘されております。これに関して、車の排ガスも問題となっておりますが、こまめにエンジンを切ることが奨励されているようです。 
 これについて、個人的には「エンジンをかけるときに多量の排ガスが出るはずなので、逆効果では?」と思っておりました。ところが、「今の車は改良されており、エンジンをかけるときに発生する排ガスは、5秒間アイドリングしたときと同程度」とのこと。
 つまり、信号待ちなどで5秒以上アイドリング状態が続く場合は、エンジンを止めたほうが効果があるのだそうです。そう言えばバスなどでは、信号待ちの際には自動的にエンジンが止まるようになっているものが出てきたと聞いたことがあります。

 実際に自分が信号待ちの際にエンジンを止めることについては、まだ少し躊躇しますが、その他の場面ではなるべくエンジンを切るようにしたいと思います。
 これだけ集中豪雨や洪水、場所によっては旱魃などが頻発するのを見るにつけ、温暖化の影響を感じざるを得ません。自分なりにできることは少しでも実行していくことが必要でしょう。
posted by のほほん at 00:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。