ついでながら、スーパーマーケットは2006年末時点で3,989店、合計売上高は12兆5,010億円。前年比▲0.5%(うち既存店▲1.6%)でした。
さて、今日の話題は自動販売機です。今は色んなものが自販機で売られておりますが、日本自動販売機工業会によれば、2006年末自販機普及台数は全国で551万台、年間自販金額はなんと6兆8,300億円にも上るそうです。それでも前年比▲1.2%とのことでした。
http://www.jvma.or.jp/information/2_01.html
売上の多数(33.9%)を占めるのは清涼飲料で2兆3,150億円、次いでたばこの1兆8,420億円となっております。
なお、合計6兆8,300億円のなかには“自動サービス機”による販売額も含まれております。具体的には、両替機による両替サービスやパチンコ玉やゴルフボール貸し機、コインロッカーや駐車場の精算機などによるもので、合計997億円になっております。
最初に百貨店のデータを挙げましたが、必要とする面積や空間、そして販売に要する人件費や広告宣伝費、光熱費その他諸々の計算をした場合に、果たしてどちらがコストパフォーマンスに優れているのでしょうか?
一概に比較できませんが、逆に言うと、百貨店は店員による商品説明や顧客との会話の楽しさなど、人的サービスを徹底的に提供できなければ、自販機に負けるということでしょう。
もうひとつ数字を挙げると、2006年における全国のコンビニエンスストア(40,183店)の合計売上高は7兆1,065億円だそうです。自販機販売額との差は2,765億円しかありません。
このように、自販機は百貨店やコンビニの売上にも匹敵するくらいの実力があることに気付き、驚いた次第です