必要に迫られて買う物はとくになかったのですが、「アレとコレを中心に見て回り、もし気に入ったものがあれば買って来よう」程度の気持ちでした。
行ってみてびっくり、店内の雰囲気がガラッと変わっているではありませんか。これまでにも“リニューアル”はなされていましたが、これほどまでに変化したのを初めて見ました。
さて、お目当てのフロアーに到着。陳列方法が以前とは様変わりしています。また、ブランド品揃えにも変化がありました。そして、価格にも…。
何度か行ったことのある店であれば、顧客にはその店その店の“イメージ”というものが残っております。ところが今回のリニューアルによって、私がその店に持っていたイメージは見事に打ち砕かれました。その意味では、このリニューアルは効果があったと言えるでしょう。
しかし、私は5分と待たずに品探しを止め、その売場を去ることにしました。以前のイメージと現実とのギャップが大きく、とくに価格面で、自分のなかで折り合いがつかなかったからです。それは「クリアランスセール」としての価格への期待があったせいもあると思います。私は、同等の品が別の店ではもっと安く買えることを知っていました。
その店には気の毒ですが、「○○店で買った」というプレミアム(?)は、私には必要がなかったので、そのような判断をしました。
後から知りましたが、この店のリニューアルは、「若年層顧客の開拓が狙いだった」そうです。
来年3月ころには、この百貨店の業績が発表されるでしょうから、その時、このリニューアルの真の成果がどうであったか?…非常に興味があります。