そして先日「入荷しました」との知らせがありました。今日、都合がついたため、その店に出かけました。今回はなぜか、発注したときに代金も前払いで済ませてありました。ですから、すぐ引き取って帰れると思っていたのです。
ところが、予想に反してしばらく待たされました。たまたま、担当者が不在だったせいもあるかもしれません。また、対応してくれた店員は、胸に「見習い中」の札をつけていました。それにしても、私ががっかりしたことは事実です。私は、最初に注文を受けてくれた店員(担当者)から買ったつもりも、また、「見習い中」の店員から買ったつもりもありません。その店から買おうとしていました。
もっと言うなら、実は、その店から買う必要もありませんでした。その品は、結構品切れとなることがわかっていましたので、今回も半年〜1年分くらいの量をまとめ買いしていました。場合によっては、ネットショップから買うこともできたのです。
しかし、私はそうしませんでした。リアルショップに行くには、それなりに理由があります。最大の理由は、現物に触れてみることができることでしょう。それともう一つ、その店の雰囲気を楽しみながら、陳列してある他の商品にも出会えるからです。それは、注文しに行った日に達成できました。
したがって今回は、注文の品を受け取りに行くことだけが目的でした。ですから、短時間で用を済ませ引き上げたかったわけです。
にも関わらず、10分以上待たされました。「こんなことなら、ネットを通じて買えばよかったかな?」との想いが頭をよぎったのは無理もないと言えます。
ネットで注文すれば、会社や自宅まで届けてくれます。代引きも可能です。今回、注文の品を受け取るために、僅かではあるが交通費と自分の時間を割きその店まで行ったにもかかわらず、がっかりさせられたことがとても残念でした。
この例は、リアルショップの“強み”を活かせず、逆に“弱み”を客に晒してしまったと言えます。
つい1週間ほど前に「ECの進展」について触れましたが、リアルショップに対しては経営者から新入社員まで、「ネットショップとも競争しているのだ」ということを本当に肝に銘じて顧客対応してほしいと思った次第です。