2006年10月20日

えっ、もうWeb3.0?

 1999年から2000年にかけて、「コンピューターの2000年問題」とともに、「IT革命」という言葉がブームとなりました。私はそのとき「何で“革命”と言うのだろう?」ということがとても気になりました。
 新聞やコンピュータ雑誌などに「IT革命」という言葉を見かける度に、その答えが書かれていないかと探しまくりました。しかし、私の腑に落ちる説明を見つけることはできませんでした。

 結局、自分なりに考え、出した答えは、「IT革命の本質とは、一般大衆が情報発信により主導権を持つことにある」というものでした。このことは、2000年3月21日に厚沢部町商工会というところで「IT革命の波に乗れ!」というテーマでお話させていただきました。
 私なりの考えはこうでした。「“革命”とは、被支配者階級が支配者階級に替わって権力を握り、社会構造を根本的に覆すことであるからには、ITによってこれに匹敵するようなことでなければ“IT革命”とは呼べないのではないか?」。このような考えに至った背景には、購入した家電製品の修理を依頼した男性が、修理状況にクレームをつけた事件の存在がありました。クレームへの対応がまずく、その家電メーカーの副社長が99年7月に謝罪会見を開く事態となりました。男性は、メーカーの対応への不満を自分のホームページ上に公開し、大メーカーが謝罪に追い込まれたわけです。少し前なら、裁判でも起こさない限りありえない事態だったと思います。

 それから約1年後、ネット検索していた際に「腑に落ちる記事」を見つけました。それは2001年3月3日に静岡商工会議所が行った「ビジネス連座2001 “IT革命の正体。21世紀の姿。”」という対談形式のセミナーの記録に書かれていました。
 そこには、「IT革命というのは“個人がメディアを持ちました”ということに尽きる。それによって多様なコネクションが生まれてきた。これによって、情報がうまれる瞬間に自分が立ち会って、自分がもつ情報を出すことが可能となってきたのである。そうした情報に、個としての直感とか感性がきらめくことになる。」と記されていたのです。やっと、自分と同じような主張にめぐり逢え、とてもうれしく感じたものでした。

 さて、今、「Web2.0」ブームの様相を呈しております。『ウェブ進化論』の著者=梅田望夫氏は、その著書の中で「“ネット上の不特定多数の人々(や企業)を、受動的なサービス享受者ではなく能動的な表現者と認めて積極的に巻き込んでいくための技術やサービス開発姿勢”がWeb2.0の本質だと私は考えている」と述べておられます。そうであるならば、私が6年前にイメージした「IT革命」が、やっと本番を迎えたと言えるのかもしれません。
 ところが驚いたことに、先日「Web3.0」なる言葉を見かけました。「そんなに凄いか?Web2.0 次の“Web3.0”こそが本命だ」というのです。『日経Trendy』11月号の表紙を飾っていたキャッチコピーです。はてさて、どうなることやら…。
posted by のほほん at 23:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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